【イギリスで食べたい】イギリスの美味しい食材「乳製品」5選
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イギリスは食事がまずい?いや、美味しいレストランはある!など、イギリスの食に関する情報は色々と聞きますが、筆者が日本に行くと、懐かしくて美味しすぎる和食に舌鼓を打ちながらも「あれ?」と、日本にいたころには気がつかなかった「イギリスの美味しさ」を日本で再確認することがあります。筆者が思う「イギリスの美味しさ」ナンバー1の食材は「乳製品」だと感じております。そこで今回は、筆者が実際にイギリスに長く生活している中で「美味しい」と思う乳製品を紹介します。
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1.濃厚でシンプル、原材料は「牛乳」のみの、ヨーグルト
日本で食べていたヨーグルトの中には、原材料を見ると牛乳以外に色々と入っているものが多くて驚いた記憶があります。イギリスにももちろんヨーグルト嫌いの子供や大人のために色々と工夫した「トフィーフレーバー」などのデザートのようなヨーグルトもありますが、主流は原材料1つのみ、牛乳のみから作られたシンプルなヨーグルトです。濃厚で本当に「ヨーグルト!」というどっしり感がたまりません。
ギリシャ風、アイスランド風、無脂肪、低脂肪など、様々な種類があります。またフルーツヨーグルトにはイギリスならではのルバーブや、グースベリー、レモンカード、アップル&エルダーフラワーなど、わくわくする品揃えです。
2.クロテッドクリーム
デボン地方から作られたことで有名なスコーンのお供、クロテッドクリーム。バターとクリームの間と言うだけでは全く表現できない濃厚な黄色いクリームをたっぷりスコーンに塗って、ジャムを乗せていただきます。昔はこのクロテッドクリームは主に南イングランドでしか食べられず(日持ちがしないため北まで届けられなかったのですね。)今でも北イングランドではスコーンには生クリームを使う地域もあります。
スコーンにはクロテッドクリームが先か、ジャムが先か、イギリス人は、いつもこれをわいわいがやがや楽しく言い争っています。たっぷりのミルクティーと頂くスコーン、友人とのおしゃべりしながらのティータイムは幸せで美味しいひと時です。
3.チーズ、チーズ、チーズ!
日本でとても高いチーズに驚いた記憶があります。こちらでは有名なチェダーチーズは400g入りで2£程度で売られています。しかも裏側には「一度開けたら3日以内にお召し上がりください。」などと書かれているので、ひっくり返ります。
チェダーだけではなく、ポートワインと食される世界3大ブルーチーズのひとつ「スティルトン」。アプリコットやクランベリーが練りこまれたものが有名な「ウェンズリーデイル」。ナッツのような風味にオレンジ色がきれいな「レッドレスター」。などなど、挙げればきりがないのですが、フランスで有名な「ブリー」チーズも、イギリスのサマーセット州やコーンウォール産のものなどが手に入りますし、私の住む州で作られるヤギの牛乳を使った「ゴーダ」は私の大のお気に入りです。(日本で見られるゴーダチーズは牛の牛乳製のものが多いかと思います。)
チーズは、果実を使ったチャッネやピクルスを併せてデザートとしていただくのが一般的です。もちろん料理にも使われます。ビートルートとゴート(山羊)チーズ、洋ナシのサラダに蜂蜜のドレッシングをかける、至福のひと時です。
またイギリスでは、ヨーロッパ中のチーズがとてもお値打ち値段で手に入るのも特徴です。
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4.安くて美味しくてバター
イギリスのバターはどれも濃厚でとても美味しいです。素朴なブラウントーストにバターをぬっただけのシンプルな朝食の美味しいこと!
その他、フランスの発酵バターや「岩塩バター」、ヨーロッパの美味しいバターがとてもお値打ちに手に入ります。ケーキ作りにも惜しみなく使えますよ!あまりに美味しく食べ過ぎてしまうのが難点ですが・・・。
5.様々なクリーム
シングルクリーム(普通にあわ立てて使えます。)や、ダブルクリーム(お料理やアイスクリームを作るときに使うと良いです。チキン&マッシュルームパイのフィリングなど。)のように、何となく使い方が分かるものから、「Pouring cream」などという、デザートにかけるクリームもあります。
イギリス人はチョコレートファッジケーキなどにはこのクリームを、アップルクランブルやパンケーキにはカスタードをたっぷりかけることが多いようです。中には「ベイリーズ風味」のものや、クリスマスの時期には「ブランデー風味」のものなども出回ります。
また「バターミルク」はクリームからバターを作った際に残ったものでヨーグルトのような酸味を持った液体です。これを使って作るスコーンやパンケーキはたまらなくふわふわ、御菓子作りが趣味の方にはぜひ挑戦していただきたい食材です!ソーダブレッドなどのパンにも使われます。
筆者が住む地域の町、ウィンブルドンで行われるテニスマッチでは「Strawberries and Cream」をいただきながら、シャンパンを片手に観戦するのが伝統になっています。
まとめ
さて、いかがでしたか。最後に、イギリスの牛乳は低温殺菌がメジャーです。臭みもなくとても美味しくミルクティーに良くあいます。またジャージー牛乳など蓋の部分にクリームがトロリとくっつくほど濃厚なミルクもあります。ぜひお試しくださいね!
皆様の留学生活を心から応援しています!
Have a lovely day!
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この記事を書いた人
イギリスのロンドンはウィンブルドンに住んで9年目です。元ハリーポッターに出演していた夫(南アとオランダのダブル国籍です)と二人暮らしです。私がいっぱい涙が出るくらい恥ずかしい思いをしつつ経験してきた生活の知恵、英語の言い回し、イギリスの穴場やこぼれ話をお届けできたら嬉しいです。またBAFTAの試写会でのセレブリティーの写真もご紹介できたらと思います。