荷物を安く賢く送りたい!アメリカ国際郵便まとめ
161955
View
スポンサーリンク
アメリカから日本の家族や友人に手紙や荷物を送りたい時、何かと節約したい留学・海外生活で、ベストなオプションはどれか。アメリカからの国際郵便・郵送方法を解説します。
スポンサーリンク
アメリカの国際郵便・郵送オプション
一般的な現地のサービスとして、FedEx、UPS、郵便局という選択肢があります。都市によってクロネコ、日通などの日系運送会社もサービスを展開しています。以下に筆者の実体験を交えて簡単に紹介します。
【FedEx】
国際間を最短1営業日で配達・オンライン追跡もできる代わりに、値段は百ドル単位。主に(懐のよい)ビジネス向け。私立ビジネススクールの案内書類はこれで来ました。類似の会社にドイツ系DHL、オランダ系TNTなどもあり。
【UPS】
アメリカ国内の一般配送ネットワーク+国際配送網がある。Amazonなどのオンライン購入品はこれで届くことが多い。日本への配送はヤマト運輸と提携しているそうだが、始め近所の店舗に日本宛ての荷物を持って行ったら「うちは高いから、郵便局のほうがいいんじゃない」と丁寧に教えていただきました。
【郵便局(USPS = United States Postal Service)】
国内・国際郵送業務、切手販売、PO Box(私書箱)、Postal Money Order(※郵便小為替)、さらに米国籍のパスポート業務も請け負っている。
※銀行口座がなくても作れる小切手で換金の保証があるので、入学金や最初の家賃の支払いの際に必要になることがあります。
【日系運送会社】
日本ーアメリカ間のサービスに特化しており、季節限定で「日本へ詰め放題定額便」などお得なキャンペーンも行っている。営業所の場所が限られているのが、地方に住む人や車のない人には難点。
以降は、郵便局での国際郵便の出し方について解説します。
国際手紙・はがき・グリーティングカード
ポストカードや1oz(約28.3g)までの定型ならば、Global Forever切手(※下記「アメリカの切手」参照)を貼って普通のポストに出せます。大きな封書や、写真などの入った分厚い・重い手紙は、窓口で計算してもらうのが無難です。2015年現時点$1.15~。
アメリカの切手
アメリカ国内・国外用切手とも額面ではなく、なんとなく叙情的な気持ちをかきたてられる(?)「Forever」と書かれています。これは、「将来的に郵便料金が変更になっても、購入済みの切手は追加料金なしでそのまま使える」という意味です。
「Global Forever」切手は、定型はがき・手紙・グリーティングカードについて、180の国・地域に共通して使える切手。じわじわ値上がりする郵便料金を日本のようにいちいち大々的に宣言しない代わりに、追加で6円切手や8円切手を購入しなくても良いのです。
国内用切手も、大家さんへの家賃小切手郵送など定期的に必要となる場合もあるので、値上がりしないうちにまとめ買いしておくと後々お得かもしれません。
スポンサーリンク
小包(封書・箱)
手紙以外のものを送る場合、郵送の日数や保険などに応じて複数のサービスオプションから選べます。
【Priority Mail / Express Mail International】
郵便局に入ってまず目立つのが色鮮やかな「Priority Mail」「Express Mail」の梱包材で、梱包用の粘着テープと梱包台スペースも郵便局内に用意されています。
かかる日数がそれぞれ6~10日、3~5日と比較的少なく、オプションによっては保険も付けられて、料金は梱包材込みで$29.95~、$35.25~(どちらもオンライン割引時の値段)です。重量4ポンド(約1.8kg)以上の大きな荷物や、どうしても急ぎで送る場合はこちらのオプションが適当です。
【First-Class Mail International】
軽くて小さい荷物なら、一番安い郵送オプションは「First-Class Mail」です。重量4 ポンド(約1.8kg)まで、内容物$400までに限ります。
保険はかけられず、日本へ送った場合の日数は、筆者の経験で10~14日程度でしょうか。比較的軽い品物(衣類や小物)を封筒で送った時の料金は、梱包材込みで$12.75~14.75でした。
梱包材は、自分で用意したものでも構わないですし、ガラスケースにひっそりとディスプレスされている「ReadyPost」と書かれた地味な茶封筒・箱を別に購入することもできます。(写真参照)
なお、これらの(「Global Express Guaranteed」以外)どのオプションでも、税関申告フォーム「Customs 2976」、あるいは重量が4ポンド(約1.8kg)以上の場合「Customs 2976-A」を、梱包材の宛名とは別に記入する必要があります。
長い列に並び直さなくて済むためにも、正しいフォームを窓口に到達する前に必ず記入しておきましょう。品物と値段は正直に申告して(重量は空欄でも可)、最後にSender's Signature(差出人サイン)も忘れずに。
国際郵送オプション一覧表(2015年現在)
オプション | Global Express Guaranteed (GXG) | Express Mail International | Priority Mail International | First-Class Mail International |
郵送日数 | 1~3営業日 | 3~5営業日 | 6~10営業日 | 地域による |
金額保証 | あり | 限定地域のみあり | なし | なし |
配達日指定 | FedEx Express配送による配達日指定可 | 限定地域への配達日指定可 | 不可 | 不可 |
トラッキング(※米国内のみ | 可 | 可 | Custom Form 2976-Aのみ可 | 不可 |
保険 | $100まで込み | $100まで込み | 箱のみ追加費用にて付帯可 | なし |
梱包材 | 込み | 込み | 込み | なし |
料金 | $51.50 (オンライン10%割引時)~ | $35.25(オンライン8%割引時)~ | $29.25(オンライン5%割引時)~ | 地域・容積・重量による |
参考URL:USPS国際郵便・郵送料金計算ウェブページ
アメリカ国内切手と日本の国内切手を貼って出したらどうなるか?
一度、日本の友人から届いた結婚式の返信用はがき(日本国内切手印字済み)を出すときに、誤って国際切手でなく、アメリカ国内用切手を追加で貼って出してしまったことがあったのですが・・・結果、なんと無事に日本の友人の元へ届きました。
「おめでたいから恣意的に認めてくれたのではないか」などと、日本語の文面をわかるはずもないアメリカ郵便局員に対しての憶測が飛び交いましたが、合算すると国際料金とほぼ同じくらいだし、セーフなのでしょうか・・。(厳密に考えると空の上の料金は含まれてないように思うのですが)
いつかこの謎が解決したら、報告をアップしたいと思います。
家賃も節約できる?
国際郵便を賢く、安く送る方法についてご紹介しました。細かい節約でアメリカ生活の経済的な負担を少しでも軽くしたいですよね。
『【家賃交渉のコツ】アメリカでも意外と人情がモノをいう?』の記事では、家賃の節約に成功した体験談も紹介しているので、ぜひ読んでみてください。
スポンサーリンク
アメリカの人気記事
節約の人気記事
この記事に関するキーワード
この記事を書いた人
会社員生活の傍らNY留学の夢をかなえるべく2012年に渡米。ニューヨーク市立大学バルーク校MBA修了。2017年7月よりロンドンに移住。まだまだ知らないヨーロッパのダイナミクスと魅力を発見する日々です。
https://twitter.com/Sattyshamrock