海外居住者のための保険?日本出国後でも契約できるオススメ海外旅行保険
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海外居住者が他国に旅行に行く場合、現在の居住国で旅行保険を契約することになりますが、これが諸々の事情で難しい場合も。ここでは、そんなときに便利な、日本を出国した後でも契約できる海外旅行保険についてご紹介します。
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どんな場合に便利な保険なの?
例えば私の場合、日本で旅行保険を契約してきたのですが、現地(カナダ)の公的保険に加入できたので、日本の旅行保険は解約してしまいました(※)。
但し、カナダの公的保険の利用条件は、有効なビザを持っていること。例えば、ビザが切れた後、帰国前に他国に旅行する場合、保険を利用することができません。
調べてみたところ、カナダの場合、他の保険会社の旅行保険、HISなどの各種エージェントの旅行保険も同様に、カナダでの有効なビザを持っていることが加入条件になっていました。
このように、日本出国後に諸々の事情から旅行保険が必要になった場合に便利なのが、こちらで紹介するアリアンツ社の旅行保険のような「日本出国後でも契約できる」保険なんです。
※日本の旅行保険は全て法律により、出国後の契約、補償内容の追加、補償額上限の引き上げなどはできなくなっています。
Allianz(アリアンツ)の保険とは?
本国を離れてからでも契約できる保険には、「World Nomad」「Care Med」「Allianz」などがあります。私は「Allianz」の保険を選びました。
Allianzを選んだ理由としては、日本語デスクのあるACSという会社(ACSの日本語ページ)を通して契約すれば、日本語での問い合わせ対応が可能であること、知名度の高い大手保険会社であること、ベーシックな補償内容に加えて、虫歯や親知らずなどの歯科治療、荷物の紛失(※)なども幅広くカバーしてもらえること、などがありました。
この保険は、インターネットで即時契約が可能です(クレジットカードまたはPayPalでの支払いが可能)。契約すると、保険証書、支払い証明書がメールで送られてきます。
※荷物の紛失は、航空会社などの運送会社に責任がある場合のみ。個人の置き忘れなどは補償対象外です。
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気になる補償内容と料金は?
アメリカ、イギリス、カナダを旅行する私は、「長期(半年間)」「全世界」で契約して、料金は€354でした。
旅行先にアメリカを含む場合、アメリカは医療費がとりわけ高い国であるため、補償地域は「全世界(一番高い部類)」となります。「ヨーロッパのみ」などの場合は、もう少し安いようです。
全ての補償内容は、ACSの保険料と補償内容についてのページで確認できますが、主な内容は以下の通りになります。
主な補償内容
- 入院費と外科手術費
- 通院での治療費、処方箋薬、検査、X線などの検査、緊急移送費用
- 緊急歯科治療
- 救援費用
- 本国への移送費用
- 6日以上の入院時の親族付き添い費用
- 親族が死亡した場合の緊急帰国費用
- 捜索費用
- 盗難時の金銭貸付
- 個人賠償責任保険補償
- 傷害死亡障害保険
- 傷害後遺障害補償
- 寄託手荷物補償
契約時に注意したい3つのポイント
1.途中解約・変更は不可
延長は条件によって可能な場合と不可能な場合があるとのことなので、ACSに確認するとよいでしょう。
2.既に日本を出国している場合は契約前にACSに連絡が必須
既に日本を出国している場合は、現在疾病を患っていないことを誓約する「誓約書」を提出すること、加入する予定の保険と同等の保険に現在加入していることが条件になります。契約する前に必ずACSに確認、連絡するようにしましょう。
3.契約前に料金システムの把握を
米国、ヨーロッパ、全世界など、先ほど触れたように、旅行先によって値段が違うので、契約前に補償地域をしっかり確認しておくことが大切です。
まとめ
海外居住者にとって心強い、日本出国後でも契約できる旅行保険についてご紹介しました。ビザが切れた後の旅行、海外居住時の旅行、出国後の保険契約などに、ぜひ利用を検討してみてください。
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この記事を書いた人
Tea drinker, painter, traveler, skier and yogi. アメリカ、カナダ、デンマークなどに居住。現在は翻訳の仕事をしながら、イギリス南西部の田舎町でパートナーとその家族との5人+1匹暮らし。