イタリアの秋の味覚!イタリアでのキノコとの付き合い方とは?

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日本でキノコと言えば一年中手頃な値段で売られていて、時期を気にせず使える貴重な食材のひとつ。しかしイタリアではそうはいきません。ここではイタリアでのキノコとの上手な付き合い方についてご紹介します。

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キノコが食べられるのは「秋だけ」と思うべし

野生のキノコ

イタリア人も日本人と同様、一年中気軽にキノコを食べているかというと実はそうでもありません。イタリアでは、旬の時期を逃すときれいさっぱり売り場から姿を消し、冷凍野菜売り場でないとまず見かけないレアアイテムとなってしまいます。

キノコに限らずイタリアでは「旬のものを旬の時期に食べる」という食文化が根強いため、日本のように気軽に冬にトマトを食べたり、春にキノコを食べたりすることが出来ません。

ですので、まずはシーズン中に、思う存分キノコを楽しんでください。また、シーズン以外でどうしても食べたい時は以下のような方法が有効です。

冷凍野菜

「Cubi」や「Cubetti」と書かれ、スーパーの冷凍食品コーナーに置いてあります。ただ「ミックスキノコ(Misto funghi)」という形で売っていたり、既に塩コショウやバジルで味付けされたものも多いので購入時は注意が必要です。

乾燥野菜・ドライフード

「Secchi」と書かれており、袋入りタイプか瓶詰タイプが主流です。野菜コーナーではなく、パスタなどの乾燥食品コーナーや、オリーブ・パスタソースなどと一緒に瓶詰コーナーに置いてあることが多いです。購入後は、いわば日本の「干しシイタケ」などとおなじ要領で使用します。

缶詰

「Scatola」や「Scatoletta」と書かれて缶詰コーナーで売られています。缶タイプは「マッシュルーム(Funghi Champignon)」が定番のため、それ以外のキノコ缶は少し手に入りにくいかもしれません。缶に中身の絵が描かれているので迷うことは少ないでしょう。

瓶詰

「Vasetto」と書かれて瓶詰コーナーでオリーブやパスタソースなどとともに売られています。ただ瓶詰タイプは味付けされているものや「オイル漬け」などが多いので、和食に添えたい場合などは、使い勝手が悪いかもしれません。逆に、ただ「キノコが食べたい!」というときは、手軽で美味しいのでおすすめです。

イタリアの定番キノコは「ポルチーニ茸」

ポルチーニ茸

「ポルチーニ茸(Porcini)」はイタリアの食卓における代表的なキノコのひとつです。単数形は「Porcino」ですが1本で売られていることはないため、通常複数形が用いられます。

「Porcini」はイタリア語で「豚」を意味する「Porco(ポルコ)」に由来するネーミングで(余談ですがジブリ映画「紅の豚」の主人公「ポルコ」も同じ言葉に由来します)その名の通り、他のキノコと比べると、丸々と可愛らしく、思わず「Porcini(子豚ちゃん)!」と言ってしまうこと請け合いのキノコ。

日本では最近「ポルチーニ茸のリゾット」などが時々イタリアンレストランで提供されたりしておりますが「Porcini」は人工栽培が出来ないため、イタリア人にとって定番メニューではあるものの「秋だけのお楽しみ」のひとつです。

イタリアでもリゾットは人気ですし、その他では「Fritti(フリッティ)」いわゆる、フリット料理も大人気です。見た目も味もなんとなく「キノコの天ぷら」に似ていて、醤油をかけるとなんだか懐かしい気持ちになってしまう絶品料理。是非お試しください。

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日本の定番キノコは売っているの?

しいたけ

エノキ茸、なめこ、しいたけ、ぶなしめじ、エリンギなどは日本ではおそらく多少の値段の変動はあれど、一年を通じて安価に手に入れることができる家計のお助け食材かと思いますが、イタリアではどれも頑張って探さないと手に入れることができません。

筆者はイタリアに来た直後、日本から持ってきたレシピ本の1/3以上にキノコが使われているのに、近所で全くキノコが手に入らないため、途方に暮れたことがありました。

中華食材店に行くと、エノキ茸は時々見かけることがあり、価格も1ユーロ程度で売っています。なめこも時々見かけます。また、高くても構わないからどうしても食べたい!というのであれば、こだわりの食材専門店のような所へ行けば、時々和食を作る人向けに干しシイタケを輸入している場合もあります。

ただ、いずれにせよ日本のように気軽に手に入れることが出来ないため、ご注意ください。

まとめ

いかがでしたか?ちなみに、イタリアではマッシュルーム(Champignon)は比較的簡単に手に入れることができます。また日本のブナシメジにそっくりな「Funghi pioppini」というキノコも、シーズン中はブナシメジと同じようにパスタから蕎麦・うどん・天ぷらなどの和食にまで美味しく使えるのでおすすめです。

是非野菜からも文化の違いを感じてみてください。

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この記事を書いた人

Alitalia
Alitalia

アメリカに1年、イタリアに2年住んでいます。お料理と旅行・美味しいものの食べ歩きが大好きです♡特に大好きなカフェやスイーツ、お土産を探すのが大好きなので、おすすめ情報をたくさん発信できたらと思います☆゚・:,

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