ボルドーやブルゴーニュだけじゃない!フランス・アルザス地方のワイン「アルザスワイン」とは?

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フランスのワインと言えば、ボルドーやブルゴーニュ、シャンパンなどが有名ですが、フランス・アルザス地方にはワイン街道もあり、多くの白ワインがあります。今回はそんなアルザスワインを筆者の体験を元にご紹介します。

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アルザスワインの特徴とは?

アルザスワインの瓶

アルザスワインは白ワインがメインです。白ワイン=辛口のイメージもありますが、実はフル―テイなものから、甘口ワインも多くあります。甘口ワインはデザートワインと言えるほど、甘くて美味しいです。

しかし、甘口のものがデザートワインと呼ばれるくらいなので、食事と合わせるには甘過ぎるかもしれません。やはり食事には、多少辛口のほうが良いでしょう。

日本でワインというと、やはり値段のせいもあり、ちょっと高級な嗜好品といったイメージもあります。最近はチリワインなど値段もお手頃で、美味しいワインも出回っていますが、それでもまだ気軽に飲めるイメージでないかもしれません。

ワインが好きじゃないと言っていた筆者の友人でも日本酒や焼酎など日本のアルコールが好きな人はアルザスワインのファンになります。特に甘口の白ワインは女性にも好まれる飲みやすいワインです。

アルザスワインの代表的な種類

アルザスワインのぶどう畑

リースリング(Riesling)

ドイツでもモーゼルやラインガウなどの最高級ワインになる品種で、上品な香りと力強い味わいがある。

wikipedia:アルザスワイン・特徴

リースリングは、辛口ワインとして知られており、食事に合わせるのに最適なスッキリした味わいが特徴です。意外と日本食にも合わせやすいので、実は日本人の方におすすめです。辛口の日本酒が好き方にもおすすめです。

ミュスカ(Muscat)

ミュスカは、いわゆるマスカットのことです。香りは甘めで、まさに果物のマスカットの良い香りがするのですが、飲んでみると意外と辛口です。お土産で辛口が良いか、甘口が良いか迷ったときにはこれを持っていきます。辛口が苦手だけど、ワインと食事と合わすならミュスカもおすすめです。

ピノ・グリ(Pinot Gris)

ブルゴーニュの赤ワインを生むピノ・ノワールの枝変わり品種。灰紫色の果皮をもち、ワインにはコクがある。

wikipedia:アルザスワイン・特徴

こちらもちょっと甘めのワインとして作っているワイナリーもあるので、食事に合わせられる甘めワインとしておすすめです。

ゲヴュルツトラミネール(Gewürztraminer)

ゲヴュユルツはドイツ語でスパイスの意味。ばらの花やライチの香りと評される強いアロマが特長。

wikipedia:アルザスワイン・特徴

名前が覚えにくいですが、甘いお酒が好きな方におすすめです。ただし、かなり甘口のワインなので、単独で飲むか、デザートワインとして飲むと良いでしょう。

ピノ・ノワール(Pinot Noir)

ブルゴーニュの代表的な赤ワイン用ぶどう品種。アルザスでは、明るい朱色で、イチゴのようなアロマがあるが、ライト・ボディのワインになる。

wikipedia:アルザスワイン・特徴

基本的にアルザスワインは白ワインが種ですが、ブルゴーニュの代表的な赤ワイン用ぶどう品種を使ったこのワインだけがアルザス唯一の赤ワインです。やっぱワインは赤でしょう、という方にはこちら。

ピノ・ブラン(Pinot Blanc)

ドイツでヴァイスブルグンダー(Weissburgunder)と言っているものと同じ。おとなしいあっさりした感じのワイン。

wikipedia:アルザスワイン・特徴

シルヴァネール(Sylvaner)

リースリングと並ぶドイツの代表的なぶどう品種。

wikipedia:アルザスワイン・特徴

アルザスシャンパン?クレマン・ダルザス(Cremant D'Alsace)

クレマン・ダルザスは、瓶内二次醗酵方式で造られる、生き生きとして繊細なスパークリングワインです。主にピノ・ブランを使いますが、その他ピノ・グリ、ピノ・ノワール、リースリング、シャルドネも使われています。

シュワシュワした、シャンパンなどがお好きな方には値段もお手頃で飲みやすいい爽やかなクレマンはおすすめです。

高級アルザスワイン!グラン・クリュ(Grand Cru)

ぶどうの種類だけではなく、高級品のアルザスワイン、グラン・クリュ(特級品)と呼ばれる特級品ワインもあり、こちらのほうが味はどの品種でも甘めに作られています。

また、果汁1Lあたりの糖の最低含有量が一定以上であれば、ヴァンダンジュ・タルディヴ(遅摘み)、セレクション・グラン・ノーブル(粒選り摘み、貴腐)ワインと付記することができ、これらは通常よりさらに飲みやすく、甘いワインです。これらは毎年作っておらず、数にもかなり限られていて、日本ではあまり見かけないかもしれません。

もし、アルザスに来られる機会があれば、多少お高いですが、是非こちらも飲んでみて下さい。白ワインのイメージが変わるかもしれません。

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アルザスワインのテイステイング

アルザスワインのワイナリーにあるワイン樽

アルザスではワイナリーに行くとテイステイングをすることができます。小さい村にはいくつかのワイナリーがあり、そこに行けばいくつかの種類のワインを飲ませてくれます。テイステイングは無料ですが、やはりそのときは気に入ったワインを1、2本買っていくのが礼儀です。

テイスティングの仕方は辛口から甘口へ、通常ワインから高級品へと飲んでいきます。一度甘口ワインを飲んでから辛口に戻ることができないので、ご注意下さい。通常はワイナリーの人が教えてくれます。

大抵最初に辛口が好きか甘口が好きか聞かれることも多いです。もし、色々試してみたいのであれば、逆にあまりアルザスワインを知らないのですが、と言えば、辛口から甘口まで試飲させてくれます。

ワインは同じ村でもワイナリーによってかなり違いますし、美味しいかどうかもその人の好みによりますので、一概にここが良いとは言えません。是非ご自分でお好きなワインを探して下さい。

まとめ

いかがでしたか?ワイン街道の小さい村で日本人留学生のテイステイングの様子をビデオにしたものがYoutubeにアップされているので、是非ご覧ください。普通のワインテイステイングと違い、面白おかしく編集されています。

フランス語の勉強にも多少役に立つと思いますし、リアルな留学生の生活を垣間見ることができますので参考にしてみてください。

YouTube

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この記事を書いた人

Coquelicot
Coquelicot

12歳からフランス、イギリス、イタリアに留学し、語学留学、大学留学、大学院留学、と様々な留学を経験。ロンドンの語学学校に務めた後、現在はフランスの大学院で語学学習についての博士論文を書いています。

http://ameblo.jp/vindalsace/

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