中学～高校レベルの基本の英単語「matter」。この単語には「物事」「物質」などの基本的な意味の他にも実はたくさんの意味や用法があるって知っていましたか？今回は、この重要英単語「matter」についてご紹介します。

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１．問題、物事、事柄

「matter」の最も一般的な意味がこれです。可算名詞で、問題、物事、事柄などの意味になります。

例文：So it is just a matter of time until they show up here.
訳文：だから、彼らがここに現れるのも時間の問題だ。

２．困ったこと

１に挙げた「問題」という意味にも関連して、「matter」だけで「困ったこと」という意味になります。

例文：What's the matter with you?
訳文：何か困ったことでもあるの？

３．物質、物体

少々化学的な意味合いで、「matter」は「物質」「物体」といった意味になります。

例文：Choose a site with deep soil rich in organic matter.
訳文：有機（物）質に富んだ深い土がある場所を選びましょう。（※ガーデニングの文脈）

４．内容、本体

「matter」には、物事の「内容」「本体」という意味もあります。

例文：This subject matter is very difficult, for a lot of Americans to even discuss.
訳文：この内容（話題）は、多くのアメリカ人にとって議論することすら非常に難しい。

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５．重要である、問題になる

英語の日常会話では、非常によく「It doesn’t matter」（どちらでもいい、どうでもいい）というフレーズを使います。このフレーズで使われている「matter」が、この意味になります。

例文：I guess that doesn't matter.
訳文：（あれは）どうでもいいことなんだろう。

例文：If you're happy, nothing else matters.
訳文：あなたが幸せなら、他のことはどうだっていい（他に重要なことはない）。

６．（as a matter of factで）実際のところ

「as a matter of fact」の形で、「実際は」「実際のところ」という熟語になります。よく使われるので、ぜひ覚えておきたい熟語です。

例文：As a matter of fact, I dropped them today at the airport.
訳文：実際のところ、私が彼らを今日空港まで連れて行った。

７．（no matter whatで）何があっても、例え何が～でも

「たとえ何が～でも」という強い気持ちを表す表現です。「what」の部分には、「who」「which」「how」「where」「why」「when」などの他の疑問詞を使うことができます。

例文：No matter what I do, how much I pray, how much I serve the church...
訳文：私が何をしようと、どれだけ祈ろうと、どれだけ教会に尽くそうと…。

８．（to make matters worseで）さらに悪いことに

ここまで意味を確認したら、この熟語の意味はきっと簡単ですね。直訳すると「物事をさらに悪くすることに」ですが、そこから「さらに悪いことに」という意味になります。

例文：To make matters worse, I couldn't sleep.
訳文：さらに悪いことに、私は眠れなかった。

まとめ

たくさんの意味がある「matter」という単語についてご紹介しました。もし知らないものがあれば、この機会に確認しておきましょう。

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