お昼寝文化「シェスタ」が理由でお店が閉まる?スペインと日本の文化の違い3選

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Fabio Sola Penna

皆さまはスペインについてどんな印象がありますか?筆者がスペインに来て実感した、日本とは違うスペインの文化についてご紹介します。

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1.シェスタ文化の影響?お店の営業時間に注意

スペインに来たら気を付けなければないのはお店の営業時間です。日中暑いという理由でシェスタ(お昼寝)の習慣があるからでしょうか、どこのお店も午後2時から4時、もしくは午後3時から5時あたりの時間帯で休憩に入ってしまいます。

また、土曜日の午後は営業しない、平日でも午前中のみ営業など、好き放題。比較的統一しているのは日曜日。みなさん仲良く休業日です。

筆者はスペインに来た当初「食べるものがない!店が閉まっている!」と慌てましたが、日本でいうコンビニに位置するチーノ(中国人経営のなんでも屋さん)は割と開いており、大抵のものは購入可能です。

また、どのお店も午後10時以降はお酒類は売ってくれないので、お酒が好きなスペインでは土曜日のスーパーのビールとワイン棚は空っぽになることも多々。もちろん長打の列です。

2.挨拶はベソ(チークキス)が基本

スペインでは友人や知り合いに会ったとき、いちいちお互いのほっぺたを左右順番にくっつけあって挨拶します。唇で頬にキスするのではなく、相手の耳元でチュッと言う音を立てて、頬はこすり合わせるのが基本です。これをスペインでは「ベソ」と呼びます。英語圏では「チークキス」と呼ばれていますね。

どんなに忙しいときでも、道をふさいだとしても、誰かに会ったときにはベソをやらないといけないのです。アメリカのようにハグの習慣はなく、当然お辞儀の習慣もありません。日本人には馴染みがない文化なので最初は恥ずかしいと感じるかもしれません。

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3.主な宗派はカトリック

スペイン最大級のカトリック系お祭り「セマナ・サンタ」

スペインで最も信仰されている宗教はカトリックで、国民の大多数はカトリック信者です。街には立派な教会があちこちにあり、カトリックのグッズ専門店もたくさんあります。

でも、それ以上に力を入れているのが、カトリックにまつわるお祭りです。日本のお神輿のように、精一杯飾った巨大なマリア様やイエス様を大人数で担いで街を練り歩くお祭りが年に数回あります。

最も盛り上がるお祭りは「セマナ・サンタ」と呼ばれるお祭りで、幹線道路を通行止めにして、街中がお祭りに参加します。子どもから大人まで、いくつもの団体がお祭りに参加し何日にもわたって、夜中までお神輿パレードが街のあちこちを、ろうそく垂らしながら続きます。

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ところが、スペインの人に聞くと、実はそれほど熱心な信者ではない人も多く、教会に行くのは結婚式やお葬式程度だったりします。違う文化ではありますが、どこか日本に似ていますね。

まとめ

いかがでしたか?スペインの文化はまだまだたくさんありますが、日常的に目の当りにしている文化の違いを紹介させていただきました。

Un beso
(スペインでは手紙の最後もベソなのです)

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この記事を書いた人

bruja
bruja

スペインに親子留学をしたのがきっかけで、移住することに。1年近くいるのに、適当なスペイン語しか話せていません。それでも、スペインのいい加減なお国柄を最大限に利用して、楽しく自分らしく暮らしています。

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