タイのタオ島でダイビング!世界中のダイバーの楽園「タオ島」とは?

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Wikipedia Commons

タイ南部のマレー半島近くのタイランド湾に浮かぶ、岩だらけの「タオ島」という小さな島があります。まだ日本では知名度が低いため「どこにあるの?」と思われる方もいるかもしれませんが、このタオ島は多くのダイビングスポットが点在し、ダイバーには有名な島なのです。今回はそんなタオ島についてご紹介します。

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海亀が多くいたタオ島

タオ島周辺の海の画像です

タオ島の「タオ」とはタイ語で「亀」を意味します。その名の通り、昔はこの島周辺には海亀が多くいたというのが名前の由来です。しかし今では海亀もすっかり少なくなり、なかなかお目にかかる機会も少ないようです。しかし乾期のタオ島の海は透明度が非常に高く、浅瀬でも多くの熱帯魚と戯れる事が出来たり、沖へ出ればジンベイザメやタイマイ (海亀) を見る事が出来る為、毎年世界中からこの小さな島に沢山のダイバーが訪れています。

タオ島のすぐ先にあるナンユアン島

ナンユアン島の写真です

このタオ島から約数百メートル先に位置するナンユアン島は、更に澄んだ青い海と珊瑚に囲まれた絶景のダイビングスポットとして有名です。ナンユアン島は3つの小さな島が白い砂浜の道で繋がった、不思議な形をした島になっています。このナンユアン島は電気も制限され、宿泊施設もたった1つしか存在しません。さらに自然を保護するために、外部からのペットボトルの持ち込みを制限したりなどもされています。

タオ島の写真です

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自然と海の神秘を感じる事が出来るタオ島

タオ島の自然の写真です

このタオ島は非常に静かな島で、すぐ近隣にあるリゾート地であるサムイ島フルムーンパーティーで有名なパンガン島とはがらりと変わった雰囲気の島になります。サムイ・パンガンの2つの島を訪れる人々の多くが、お酒を飲んだり遊んだりするのがメインであるのに対して、タオ島は海と自然しかない島です。ここはまさに騒がしい日常から隔離された、リラックスするための島と言えるでしょう。

タオ島の電気・水道の設備は最低限のもので、銀行や郵便局などの施設も外部からの船が着く港にしかありません。スーパーのような店もなく数件のセブンイレブンと個人のミニマートが日用品の買い出しが出来る唯一の場所になります。しかし小さな離島の為、一部の商品の物価がサムイ島より高めに設定されています。

タオ島は、今よりずっと前に島に上陸し開拓して来た人々が古くから住んでいます。小さな島なので、近所の噂話しや出来事は住民みんなが知っているという、まさに田舎といった雰囲気の島です。しかしタオ島には日本人駐在のダイビングショップもあり、ダイビングライセンスを取得する人も多く訪れるようです。

島内の宿泊施設はバンガローなどのプライベートな造りのものが多く、シティホテルのような大きな建物もありません。朝は海辺から真っ赤な朝日が昇り、夜には満天の星と眩しいくらいの月明かりに照らされるタオ島。必要最低限の物だけに囲まれて自然の中で暮らすというスタイルで、忙しい日々から開放させてくれる神秘的な島と言えるでしょう。

タオ島への交通手段

フェリーの写真です

タオ島へ向かうにはフェリーに乗って行くことになります。バンコクから400キロメートル程南下した「チュムポン」がタオ島に最も近く、エクスプレスボートであれば、2時間程で辿り着きます。もしくはチュムポンより更に南の、南部の島々への拠点になる「スラータニー」から向かうのが一般的になります。

スラータニーからのフェリーだと、サムイ島→パンガン島→ナンユアン島→タオ島となり、一番最後の終点にあたります。スラータニー→タオ島間は2~3時間程度になります。時化(しけ)が来た時や雨季には海が大きく荒れ、スピードフェリーでもかなり揺れるので船酔いの薬を用意しておく方が良いでしょう。バンコクからの長距離バスで、フェリーにも乗れる往復のジョイントチケットが1500バーツ前後で売られていますが、時間を節約したい場合はスラータニーまで飛行機で向かい、フェリーで移動するのが一番早いと言えるでしょう。

まとめ

近年、タイ南部の島もどんどんと開発が進んでいますが、このタオ島は未だ手付かずの自然が残っています。澄んだ青い海と青い空に囲まれ、ゆったりとした時間を過ごせる特別な島です。留学生の皆さんも、タイにいる間に是非このタオ島でタイの澄んだ海を体験してみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

Namyam
Namyam

タイ在住。タイの南部からバンコクに引っ越してきました。お寺巡りとプラクルアン集めが趣味。休暇はタイの南の島でシュノーケリングするのがお決まりの過ごし方。

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