英語初心者が使うべきではない4つの英語表現
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映画やテレビから偶然聞いた英語を口癖のように使ってしまうこともあるかと思いますが、その意味を本当に深く理解して発していますか?イギリスで英語を教える講師たちが「クールにも素敵にも聞こえない、残念。」と生徒たちに伝える「まねっこ」英語。今回はその危険さなどをご紹介いたします。
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語学学校の英語講師が言う「使うべきではない英語表現」とは?
イギリスの語学学校で働く英語講師の友人が、あまりにも意味を知らずに映画やテレビなどから飛び出す言葉を軽く口癖のように使う生徒が多いとのことで、以下のことについて話し合ったそうです。
- 英語初級者の生徒から飛び出すと違和感を覚えてしまう表現について。
- 軽々しかったり、下品に聞こえるそれらの言葉や表現を本人は格好良いと間違えていないか?
- 基本を学ぶまではなるべく避けてほしい表現について。
確かに、私も英語を学び始めたときは、ネイティブのように話したいと本当に軽々しく「なんとなく」とんでもない言葉を口にしていたこともあったかと反省しています。そして実際に使い分けができていない方たちも良く見かけます。実際に、どのような表現が挙げられたのでしょうか?
1.相手を選ばずにカジュアルな挨拶をする
講師の中にはいきなり「Hey, pal, what's up?(よう、お前、元気か?)」と初対面の生徒から言われ、目を白黒させた方がいたそうです。ですが、発した生徒はとても礼儀正しく、まさか意図して言うような印象を受けなかったので不思議に思ったそうなのです。映画か何かで学んでしまったのでしょうか?
確かに西欧では先生と生徒が友人のように親しくなり、カジュアルな表現で砕けて話す光景も見られますが、それでも先生は先生です。砕けた表現は丁寧な基本の言葉をきちんと話せた上で、相手によって使い分けられるレベルになってからにしたほうが良いかもしれません。
確かに映画などを見ていると砕けた言い回しが出回っているので真似してしまいがちですが、彼らはネイティブで、きちんと基本を知った上で使い分けているのです。ワンシーンのみを切り取って覚えてしまっては大変なことになります。まずは基本あってこそ。その上で相手によって自然に使い分けられるようになってから、挨拶に関わらず砕けた表現は使ってほしい、というのが講師たちの意見だったそうです。
2.ひたすら「F-word」を連発する
Fから始まるお馴染みの(?)4文字言葉ですが、ある講師は「宿題を出すから。」とクラスで発表したところ、この言葉を生徒の一人から聞き、びっくりしてひっくり返りそうになったそうです。
私もある日スーパーに出かけた際に、英語がほとんどできないにも関わらず、店員さんに対してこれを連発している人を見たことがあります。私も含めて周りがいっせいに「レジの人が爆発する前に逃げよう!」と、列から遠のいて行ったことを思い出しました。
英語の初心者の方は、映画などからこういう言葉を学んで気軽に使ってしまいがちですが、イギリスでこれを言う場合は相手から顔面にパンチを受ける覚悟をしたほうが良いです。それに、軽々しく口にするのはとても低俗に聞こえます。
また、そのものの表現ではなくても、「F-word」といわれるスラングをイギリス人はよく口にします。英語で書くのがためらわれるのでその部分は日本語でご紹介しますが、以下の感じで使用されます。
- 「That was すごく awesome!(すごくいけてたよな!)」
- 「He is めちゃめちゃ useless.(あいつ、まったく使えないんだよな。)」
- 「No ぜったいに way am I saying that!((絶対にそんなこと言わない!)」
他にも「ちくしょう!」、「あっちいけ!」など、それこそ山ほどのF-wordがあるのですが、どちらにしても下品な表現であることは知っておいたほうが良いです。
ネイティブらしいからと素敵な女性が、いきなりディナーでそんな言葉を発したら相手はがっかりしてしまうはずです。真似をする必要がない言葉もいっぱいあることを覚えておいてほしいと友人の講師は話していました。その他にも、たくさんの罵り言葉にちなんだ表現がありますが、どんなニュアンスでネイティブは受け止めるのか、きちんと理解しておいた方がよいかと思います。
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3.流行の表現をやたら使う
日本でも言葉を短くして省略するように、英語でも「Fabulous(すばらしい)」を「Fab」とするなどの流行り言葉があります。ネイティブらしいからと癖のように使っている生徒もいるそうですが、日本と同じで「きちんとした言葉は話せないのか?」とイラッと感じる方々が多く、それをわかっているのか心配だと感じる講師も多いようです。
私のイギリス人の友人はいつも丁寧な言葉を話しますが、「Fabなどの表現にいらっときてしまう。流行の表現はあまり好きではない。」と言っていたのを思い出しました。また、以前「英語ネイティブがイラッと感じる英単語&言い回し5選」でもご紹介しましたが、「C u later.」などのSNSなどで使用するワードも、イギリスではティーンズではないのだから、と嫌う人が多いようです。私も違和感を感じます。
「Munch(実際にはむさぼるように食べるという意味ですが、Lets munch!さあ、食べよう!などと使う人もいます。)」、「Super!(すばらしい!ですが、普通にwonderfulなどというより流行を追った気取った感じに聞こえます。)」などなど、ネイティブの中には「うっとうしい」と感じる人もいる表現を、何となくテレビなどで聞いて使う生徒がとても多いそうなのです。
「テレビの見すぎです!まずは基本!」と、講師の皆さんは口をすっぱくして言います。使う分には構いませんが、やっぱりまずは基本の美しい英語を話せるようになってから、だそうです。
4.「Ummm」を繰り返し黙ってしまう
最後は、会話やスピーチの途中に「Ummm」と黙ってしまう、またはこれを繰り返してしまう生徒が多いそうです。
これは日本語では「うーん、あのー、そのー、えーっと・・・」とでも表現するべきでしょうか。ネイティブのスピーチでもよく聞かれますから、英語の初心者に限ったことではありませんが、相手をイライラさせる場合もあります。
英語がわからないから「Ummm」と言いながら黙ってしまうよりも、めちゃくちゃな文法でも良いので単語を一言、もしくは並べるだけで良いので「何か言ってくれ!」と講師の皆さんは言います。「一言。たった一言で良いから何か話してくれたら、何が言いたいかを引き出せるのに。」と、もどかしく感じるそうです。
完璧に話せなければいけないと、特にミスを恐れてこれを連発する。もしくは質問が理解できずに黙り込む。気持ちは痛いほど分かりますが、「I don't know how to answer to your question, but I will try!(質問にどうやって答えたら良いか分からないけどやってみます!)」と、できうる限りの文法を駆使しながら、無理でも単語を並べちゃいましょう!
まとめ
さて、今回もお読みいただいてありがとうございました。英語の勉強のお役にたてましたでしょうか?皆様の留学生活を心から応援しています!
Have a lovely day!
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この記事を書いた人
イギリスのロンドンはウィンブルドンに住んで9年目です。元ハリーポッターに出演していた夫(南アとオランダのダブル国籍です)と二人暮らしです。私がいっぱい涙が出るくらい恥ずかしい思いをしつつ経験してきた生活の知恵、英語の言い回し、イギリスの穴場やこぼれ話をお届けできたら嬉しいです。またBAFTAの試写会でのセレブリティーの写真もご紹介できたらと思います。