イギリス人も大好き!ビスケットを紅茶に浸す「Tea dunking」の正しい方法&適したビスケット

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Craig Sunter

各国で見られる温かな飲み物にお菓子を浸すスタイル。イギリスでは紅茶にビスケットがやはり定番です。人気のビスケットの数々と共に「正しいDunking」の方法を今回はお伝えいたします。

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Dunkingとは?

温かい飲み物にビスケット、ラスクなどを浸しながら飲んでいる人を見かけたことはありませんか?各国でさまざまな形で愛されている「温かな飲み物にビスケットやクッキーなどのお菓子を浸す」このスタイルを「Dunking」といいます。

お菓子に含まれている砂糖を飲み物に染み込ませるとか、単に「柔らかくなる食感」を好むから、という理由で習慣になっている人もいますし、「ビスケットに付いたチョコレートを少し温かい飲み物で溶かすのが好き」と言う人もいます。

また、インドのある地方や南アフリカでは石のように固いラスクが長期保存や移動の際に持ち歩けるように作られており、(日本のラスクとは全く異なります。)温かな紅茶などに浸さなければ歯が欠ける、岩のようなラスクには「Dunking」は欠かせません!

クラッカーをビールに浸していた時代

イギリスでは16世紀にロイヤルネイビーが航海の際に「Hard tuck」という、甘くないビスケットを柔らかくするためにビールに浸していた時代もあるそうです。ただ、チーズのお供にするような甘くないものでも、イギリスでは「手でつまんで食べる形状のもの」をビスケットと呼びます。しかし、現代のイギリスでは、やはり「紅茶にビスケット」が主流のようです。

イギリス人が好むビスケット

アンケートで「どのビスケットを浸すのが好き?」と問いかけると、「McVitie's Plain Digestives」、「 McVitie's Chocolate Digestives」、「Hobnob」などの商品が大体レギュラーで上位に入っています。

日本でも知られる「Digestivesビスケット」のオリジナルは、スコットランドで最初作られ始めたそうです。材料はWholemeal flour(全粒粉) 、Sugar(砂糖)、Malt extract(麦芽エキス)、Sodium bicarbonate(重曹)などが一般的なようですが、重曹が入っているから消化によいのでは?という理由で、「Digestives(フランス語で消化を意味)」という名前がつけられたと言われています。

アンケートの結果のように、チョコレートやキャラメルがコーティングされたものも人気があります。

「Hobnob」はざくざくとした食感がリッチでおいしい、ほろっと崩れやすいオートミールがいっぱい使われたビスケットです。食べだすととまらない中毒性があります!

後はカスタードが挟まれたビスケット、ジンジャー味のものなどを好んで「浸す」人もいるようです。

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科学的に証明!「Dunking」に一番適しているのは?

残念ながらアンケートでは「Digestives」などに、いつも首位を奪われてしまうことが多いのですが、「Rich tea」というビスケットがあります。日本でも良く食べられているビスケットで、とてもシンプルでプレーンなものです。

さて、イギリスで実際に「それではどのビスケットが一番浸すのに適しているか?」という実験をしたそうです。面白いですよね。実はその際「king of the dunking biscuits」に輝いたのが、この「Rich tea」でした。

イギリス人の大好きな「Hobnob」は浸してたったの4秒、「Digestives」は5秒、「Digestives チョコレート付き」が少しがんばっても11秒でカップの中の紅茶にぼろぼろと崩れてしまったのに対し、「Rich Tea」はなんと20秒も崩れなかったそうなのです。

確かに、私の大好きな「Hobnob」は、うっかり会話に夢中になって浸したままでいると、見事に半分なくなってしまったことが何度かありました。

「perfect dunk times」は何秒がベスト?

実験をした人たちによれば「Hobnob」、「Ginger Nuts」などは2秒。「Chocolate Digestives」はチョコレートの溶け具合は個人の好みによりけりだが、推奨は約3秒。「 Rich Tea 」は7秒から11秒が「perfect dunk times」だということです。

まとめ

こんなことを真剣にやっているイギリスの皆様は、本当に紅茶とビスケットが大好きなんですね。ユーモアにあふれて楽しいこの国。こんなところも筆者は大好きです。どうか皆様もイギリスにお越しくださいね!留学するにもロンドンはとても過ごしやすいですよ。皆様の留学ライフを心から応援しています!

Have a lovely day!

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この記事を書いた人

モモグラモ
モモグラモ

イギリスのロンドンはウィンブルドンに住んで9年目です。元ハリーポッターに出演していた夫(南アとオランダのダブル国籍です)と二人暮らしです。私がいっぱい涙が出るくらい恥ずかしい思いをしつつ経験してきた生活の知恵、英語の言い回し、イギリスの穴場やこぼれ話をお届けできたら嬉しいです。またBAFTAの試写会でのセレブリティーの写真もご紹介できたらと思います。

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