メルボルンの公共交通機関の乗り方 メルボルンはMykiが必須
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メルボルンの公共交通機関は、電車、バス、トラム(路面電車)の3つがあります。乗りこなせば行動範囲が広がります。利用するには「Myki」と呼ばれる、公共交通機関専用カードが必要です。現金を持っていてもMykiがないとどれにも乗れません。ぜひ、使い方、購入の仕方を覚えておきましょう。
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メルボルンの公共機関の利用には「Myki」が必要
メルボルンで、電車、バス、トラム(路面電車)の公共機関を利用するためには「Myki」と呼ばれる公共交通機関専用カードが必要です。現金を持っていてもMykiがなければ、いずれの公共機関も利用できません。
Mykiはどこで買える?
Mykiカードは駅の自販機(チャージが出来る機械)、セブンイレブン、メトロショップなどで買えます。
Mykiの種類
Myki Money(利用ごとに運賃が引かれるタイプ)とMyki Pass(定期みたいなもの。通勤・通学で毎日利用する場合に便利。1週間、1ヶ月、1年タイプがあります。)があります。購入時に何も言わなければ、通常はMyki Moneyの購入になります。
「正規運賃用」「17歳以下の学生と子供用」「60歳以上用シニア用」「生活保護者用」のカードがあります。留学生やワーキングホリデーは「正規運賃用」の1枚6ドルを購入することになります。トップアップ(チャージのこと)も購入した場所でできます。セブンイレブンはあちこちにあるので便利です。
Zoneで運賃が異なる
メルボルンのCBD地区とその周辺がZone 1です。Zone1を過ぎた後の郊外はZone 2となり、ゾーン毎に運賃が異なります。2時間以内の移動で、Zone 1 は3.76ドル、Zone2は2.60ドル、Zone1+2は3.76ドル。1日料金がZone 1 は7.52ドル、Zone2は5.20ドル、Zone1+2は7.52ドルです。
土日と祝日はZoneに関係なく1日6.00ドルです。土日を含めて毎日公共交通機関を利用する人はMyki Passの方が若干お得です。
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学生割引もある
学生割引もあります。フルタイムで大学等に通っている人は、学割を申請するのがベスト。ただし、語学留学生は学割の対象外です。学割にはいろいろ制限があり、現地友人やホームステイ先の人に聞いても留学生の条件に合う正しい情報を知っているとは限りません。自分のビザや通学状態が学割適用かどうかメトロと学校のスタッフに確認しましょう。
自分の利用プランに合った運賃をトップアップしたら早速、公共交通機関に乗ってみましょう!
乗車時にタッチオン、下車時にタッチオフ
電車の乗り方
大きな改札のある駅は、日本同様タッチオンしないとゲートが開きません。小さい駅は設置の機械にタッチオン・オフします。
電車のドアは自動で開きません。ドアにあるボタンを押して自分で開けてください。電車内はアナウンスが流れる時と流れない時、アナウンスが間違えている時、パネル表示が壊れている時などあります。乗った時に注意してください。筆者は駅のパネル表示だけ確認して乗ったら、真逆方向に行ってしまった経験があります。
トラムの乗り方
停留所で目的のトラムが来たら手を上げて停めてください。CBD内のトラム停留所では案内スタッフがいて必ず停車してくれますが、無人の停留所は手をあげないと停まってくれません。
混んでる時など乗車後すぐにタッチオンできない場合もありますが、乗っている最中にタッチオンしておけば大丈夫です。降りるときは車内の停車ボタンか、紐を引いて次で降りることを合図します。
Zone1内だけの移動であればタッチオフせずに降りても良い便利なルールもあります。乗降車をスムーズにしてトラム運行の遅れを軽減するためと思われますが…筆者は「罰金」が怖くてタッチオフしないのになかなか慣れません。
ちなみに、車内アナウンスは有名な観光地や病院以外ほとんどありません。初めて行く場所は事前に降りる場所を運転手に教えてもらえるようお願いして、運転手近くに待機していると良いでしょう。
バスの乗り方
トラム同様の乗り方です。車内アナウンスがないため、目的地付近のバス停で降りられるように運転手にお願いしておきましょう。バスはZoneに関係なく必ず乗り降りの際にタッチオン・オフが必要です。
路線図などはメトロWEBサイトへ(http://ptv.vic.gov.au/getting-around/maps/)
残高チェック&タッチオンの確認は忘れずに
日本では乗越精算がありますが、メルボルンにはありません。常に自分のMykiに十分な残額があるか把握しておきましょう!無人駅で乗って残額が足りないことに気づかず、CBDの大きな駅でゲートが開かなくて「罰金」なんてこともよくあります。
また、本人はタッチオンしたつもりが、パネルにタッチオン成功という表示が出てないと、タッチオンしていないことになり「罰金」になることがあります。私の友人は寝坊して慌てていて、タッチオンが成功していないことをチェックせず、降りた駅で罰金&手続きに時間を取られて、結局授業に遅れてきたことがありました。
乗車するときは時間に余裕を持って、タッチオンした機械の画面をしっかり確認し、無事に成功したか、残額は十分かをチェックしてください。
罰金がバカ高いので要注意!!!
ところで、筆者がなぜ「罰金」を恐れているかというと、半端無く高いからです。無賃乗車する人が多いからかもしれません。
有効ではないカード(タッチオンしてない、残額がないなど)は改札で引っかかるのはもちろん、見回っているインスペクター(検査官)によって罰金が課せられます。その場でクレジットカードを使って支払えば72ドル、クレジットカードがない人又は後払いの希望の人は217ドルです。未成年でクレジットカードがない人は必然的に217ドル払うことになります。
他にも、他の乗客に迷惑行為をした場合や、交通機関で席や設置物に足を載せるなども200ドル以上の罰金対象です。現実には、交通機関のみらず映画館や公共施設で席や設置物に足を載せているマナーの悪い人を良く見かけます。オーストラリアはゆるいマナーだな~と思って、真似して罰金を課せられないように気をつけてください。
ちなみに、2015年より無料の市内巡回トラム「シティサークル」(http://ptv.vic.gov.au/assets/Maps/Routes/PDFs/1112_TramCityCircle.pdf)以外にも、CBD内のトラムが無料になりました。CBD内しか移動しない旅行者は罰金に頭を悩ませなくても良くなりました。日豪プレスで無料エリアのマップ確認できます→http://nichigopress.jp/nichigo_news/monthly_news/84369/
最後に
実はあまり評価の高くないこのMykiカード。私のクラスメイトはある日バックを盗まれ、警察に行ったあと家に帰ろうにもポケットに5ドルしかない、駅員室で警察への届け出証を見せて携帯も財布もMykiもないことを説明、スタッフ専用のMykiを借りて、なんとか家に辿りついた経験があります。「片道分のお金は持っていたのに電車に乗れないんだよ!」と憤慨していました。
実際、筆者もある郊外の住宅地エリアで道に迷い、トラムストップは目の前にあるのに、Mykiを売っている場所が見当たらず、Mykiを買える金額を持っていたのにトラムに乗れなかったことがあります。
観光客にも大不評のこのシステムですが、持っていないと公共交通機関を使っての移動ができません。忘れない、失くさない、盗まれないように気をつけて使いこなしてください。
※記述した料金は2015年1月現在です。運賃や罰金は毎年値上がりします。駅のポスターやWEBサイトで料金を確認してください。
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この記事を書いた人
メルボルン滞在2年目。語学学校を終了後、ローカルの小さなコミュニティーセンターでボランティア活動に携わっています。趣味は、映画鑑賞とカフェ巡り。