欧米でのビッグセール!「ブラックフライデー」とは?

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毎年11月末のこの時期、欧米ではありとあらゆるお店が「ブラックフライデー」のセールを開催します。ここでは、日本ではまだあまり定着していないこの「ブラックフライデー」についてご紹介します。

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「ブラックフライデー」って?

街の買い物客の様子

ブラックフライデーとは、アメリカが発祥の大規模なセールの日のことです。

この日は、11月末のアメリカの感謝祭(サンクスギビング)翌日の金曜日にあたります。多くの企業などが休みとなり、このセールをきっかけに、多くの人がクリスマスに向けて買い物を始めます。つまり、小売業の一年で一番の稼ぎ時となる、クリスマス商戦の始まりを意味するのです。

感謝祭のあるアメリカで誕生したイベントですが、私が住むイギリスを始め、ヨーロッパでも大きなイベントとして取り上げられています。洋服、家具家電、デパートなどなど、多くの小売業者が「ブラックフライデー」のセールに参加しています。

ブラックフライデーのセールはどこでやっているの?

アメリカ

アメリカでは、デパート(Macy’s、Nordstrom、Searsなど)、家電量販店(Target、Best Buyなど)、その他多数の衣料品店(Nike、Puma、Victoria's Secret、American Eagle、Aeropostaleなど)がセールを実施します。その他、Amazonなどのオンライン小売業者も、激安のセールを用意しています。

イギリス

イギリスでは、アメリカほどではありませんが、それでも多くの小売業者がセールを実施します。一例は、デパート(John Lewis、Debenhamsなど)、スーパー(Marks & Spencer、Tescoなど)、家電量販店(Currys、Appleなど)、その他多数の衣料品店(American Eagle、Joulesなど)。Argos、Amazon、eBayなどのオンライン小売業者も、セールを開催しています。

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ブラックフライデーの問題

いろいろなものがセール価格で買えるのはいいのですが、ブラックフライデーには実はちょっと困った問題もあります。

・道路が異常に混在する

どこに行くにも人が溢れかえって、一般道路を始め、交通機関も非常に込み合います。ちなみに、ブラックフライデーの「ブラック」は、道路に人が溢れかえる様子から名付けられたとのこと。

・クレイジーな買い物客がいる

大手家電量販店などでは、ブラックフライデーに数量限定の激安アイテム(「doorcrasher」などと呼ばれます)を販売することがしばしばあります。

これを買い求めようと、押し合いへし合い、挙句の果てには喧嘩や揉み合いなどの騒動にまでつながるケースもあります。体格の小さい日本人が、人気がありそうな数量限定アイテムのセールにむやみに参加するのはちょっと危険かもしれません。

・スタッフが過労を強いられる

多くのショップが早朝に開店し、一日中お客さんが詰めかけるブラックフライデー。多くのスタッフが規定より長い時間の就労を強いられ、混雑のために安全面にも心配が残ることが問題視されています。

ブラックフライデーにセールを実施する大手の小売業でアルバイトする人は、ちょっと気をつけたほうがいいかもしれません。

まとめ

日本ではあまり知られていない、欧米のセール・イベント「ブラックフライデー」についてご紹介しました。こちらに滞在する方は、人混みや渋滞などにはくれぐれも気をつけながら、セールを楽しんでみてください。

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この記事を書いた人

eplm
eplm

Tea drinker, painter, traveler, skier and yogi. アメリカ、カナダ、デンマークなどに居住。現在は翻訳の仕事をしながら、イギリス南西部の田舎町でパートナーとその家族との5人+1匹暮らし。

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