ここでは筆者がイタリア人の友人たちと結婚観について話した時に驚いたことをご紹介します。

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結婚適齢期って何？

理想の結婚年齢はイタリア語で「Età ideale per sposarsi（エタ イデアーレ ペル スポザルシ）」といいます。イタリア人ににこれを聞くと、たいてい皆そろって怪訝顔。というのも、そもそもあまり考えたことがないからだそうです。

イタリアには「Di doman non v'è certezza.（ディ ドマーン ノン ヴェ チェルテッザ/明日のことは誰にもわからない）」という有名な格言があるくらい、多くの人は「今日を精一杯楽しむ」ということをモットーに生きています。そんな彼らにとって、明日のことを考えて勝手にネガティブになってしまうのは、「どうかしている」のだとか。

２０代での結婚はちょっと心配？

「Non c'è un'età giusta per sposarsi.（ノン チェ ウン ェタ ジュスタ ペル スポザルシ/結婚適齢期なんてない」というイタリア人。20代、30代…どの年代で結婚してもそれぞれに利点と欠点があると彼らは考えます。

しかし、「20代はちょっと心配」という人がやや多めのようです。というのも、現代を生きるイタリアっ子（私たち）たちは、甘やかされて育てられているため、30歳未満だと精神的にも経済的にも未熟だと思うそうです。ちなみに、イタリア人の平均初婚年齢は女性が32歳で男性は34歳。そんなところからも彼らの考えが伺えます。

結婚したい人が見つかったらすればいいじゃん！

「Se lui è la persona giusta allora è il momento giusto. （セ ルイ エ ラ ペルソナ ジュスタ アッローラ エ イル モメント ジュスト/彼が正しい人ならば、その時が正しい時）」つまり、「したい人が見つかったら結婚すればよい」と彼らはいいます。

既婚者の友人からは「35歳で結婚したけれど、もし主人と25歳で出会っていたら、私は25歳で結婚していたわ。35歳になって”結婚したい”と思って、彼と結婚したのではなく、彼に出会ったから結婚したのだもの」なんて素敵な発言もありました。

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なんでそんなに焦って籍を入れようとするの？

カトリックは結婚するのも離婚するのもちょっと大変。ゆえにそもそも多くのイタリア人は「籍を入れる」ということにこだわらないそうです。

中には「焦って籍を入れて、離婚することになったら、そっちのが面倒じゃない！少しでも若いウチにとにかく籍を入れようと躍起になってる日本の女のコたちはどうかしてる！」なんて言い出す友人もいました。

結婚しても私は私！

「Vivo a modo mio.（ヴィーヴォ ア モード ミオ/私は私らしく生きる）」を大切にするイタリア人。ゆえに、結婚してもやりたいことあきらめるなんてことはしないそうです。「子育て中だから激しいスポーツはお休み！」「結婚したから、資格取得のための専門学校に行くのはよそうかな」だなんて日本の友達が言うと、彼らは絶対「Mannma mia（マンマ ミーア/なんてこったい！）」といいます。

最後に

結婚に限らず、今、悩みを抱えている人！イタリア人たちの言葉の中に答えが隠されているかもしれません！勇気や元気がもらえるイタリア人たちのフレーズ。語学がわかる方は時に、彼らに相談してみるのもアリかもしれません。