【マレーシア親子留学】現地の公的手続きで注意すべき3つのこと
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物価が安く、英語をはじめさまざまな言語が入り混じっていることから、近年マレーシアへの親子留学が注目を集めていることをご存知ですか?筆者も、これまで4年住んでいたシンガポールからマレーシアへ親子留学のため転居しました。しかし、いきなりビザの手続きで大変な苦労をすることに。そんな経験から、マレーシアでの公的手続きにおいて注意すべきことをまとめてみました。
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1.自分に必要な情報を集める
海外で情報収集をする際に注意すべき3つのことでもご紹介しているとおり、自分の状況にあわせて必要な情報を集めることはとても重要なことです。
早速インターネットで調べてみると「マレーシアで親子留学する場合、子供の学生ビザと親の保護者ビザが必要」との情報を発見したものの、なかなか有益な情報が集まりません。
それもそのはず、筆者はシンガポールからマレーシアへ移住し現地でビザ申請をしたので、現地でのビザ申請に関する情報が全然見つからなかったのです。日本語の情報はほとんどが日本からの留学で、英語で検索しても英語圏の国の情報しかありません。
結局、十分な情報を集められなかったので現地の移民局に直接足を運んで問い合わせすることにしました。
2.手続きには十分な余裕を持つ
移民局に行くと、日本語・英語含むネット上には全くなかった必要書類のリストがありました。リストに載っている膨大な必要書類を見て唖然としていると「そのリストの他にも戸籍謄本の英訳も必要だよ!リストにないけどね!!」と笑顔で話す担当官。
思わず問いただすと「最近変わった」とのこと。これは直接行かなければわからない情報でした(ちなみに、戸籍謄本の英語化はシンガポールでもマレーシアでも有料で取得できます)。
そして、リストには「本人が成年で学生ビザを取得する場合、保証人情報が必要」「学生ビザ申請本人が未成年の場合は保護者ビザでの取得になるので必要なし」というような変則的な情報もありました。
結局、リストを元に担当官にひとつひとつか「自分たちに必要な書類は何か」「用意した場合この書類で大丈夫か」と、何度も確認することを余儀なくされました。ちなみに担当官に解釈が変わったりするのでメモは提出の度に必ず持参しました。
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3.怒ったら負け!笑顔で笑顔で応対する
ビザを取得するために移民局には自分でも呆れるほどに通いました。何度も確認したのに全然違うことを言われるということもあり涙目になったことも1度や2度ではありません。
しかし涙目にながらもひとつひとつ確認し、書類を受理してもらえたら担当官が呆れるほどの笑顔でお礼を言い続けました。そうすると次にやるべきことを呆れながらも、わかるように教えてくれました。
マレーシアでは「進捗においての怒り」は何の解決にもならないのです。
私が手続きで待っていたとき、ある東洋人女性が激昂気味にカウンターで話をしていました。ちらっと見ると学校のエンブレムがある書類が見えたので、恐らく同じ手続き(子供の学生ビザと保護者ビザの取得)のようでした。
続いて彼女はカウンターで電話をかけ始めました。大声で話しているので内容が聞こえてきましたが、学校の担当者に「こんな書類がいるなんて聞いてない」とお怒りのようです。
そのとき私は気づいたのです。彼女の周囲のほとんどの人の冷ややかな視線に…
東南アジアではその場で怒っても妥協案は出てきません。遠巻きに眺められて終わりです。そう、この国では怒りは人を動かさないのです。
まとめ
以上、マレーシアの公的手続きで注意すべきことを自身の経験からシェアさせていただきました。マレーシア含む東南アジア全般での公的手続きおいて大事なことは「情報」と「余裕」そして「笑顔」です。特に3つ目の「笑顔」を自然に保つために情報と余裕が必要と考えてもいいでしょう。
ちなみにマレーシア在住の大西貴之さんの記事は、親子留学をはじめ、現地生活の裏技など有益な情報がたくさんありますので、マレーシアに関する情報を探している人はチェックしてみて下さいね!
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この記事を書いた人
アジアの現代アートと伝統芸能をこよなく愛すシンガポール在住のブロガー。海外子育て中故「子連れ旅」、「教育 in 外国」等少し変わった視点で日々色々なトピックを追いかけています。
http://blog.livedoor.jp/orinchan55/