2018年ニュージーランド学生ビザのオンライン申請のやり方【記入例つき】
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ニュージーランドで3ヶ月(13週)以上、週20時間以上のフルタイムの授業を受講する場合は「学生ビザ」が必要です。現地申請も可能ですが、3ヶ月以上学校に通う予定であれば日本からオンライン申請がお勧めです。写真サイズの規定や残高証明など注意点や、ビザの有効期限、アルバイトなどの就労条件など、2018年のニュージーランド学生ビザのオンラインの申請方法について解説します。
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学生ビザの申請も大切な留学体験
ニュージーランドでの生活だけが「留学」ではありません。留学は、学校の手続きやビザ申請など準備の一つ一つがとても貴重な体験になります。
また、学校の転校やビザ延長をしたくなった時など、ビザの手続きについて一通り知っておくことで役立つ場面が多くあります。
ビザ申請は誰でもできます。特別な資格や知識は必要ありません。ぜひこの記事を参考にして、ニュージーランドの学生ビザの申請にチャレンジしてみてください!
申請方法は「オンライン」と「郵送」の2通り
ニュージーランドの学生ビザは、ニュージーランド移民局ウェブサイトからのオンライン申請と、VFSニュージーランドビザ申請センターでの窓口・郵送による申請の2通りの方法が可能です。
移民局ではオンライン申請を推奨しているので、ここではオンラインでの申請方法を解説します。
※ここに記載してある情報は2018年1月現在のものです。ビザに関する情報は予告なく変更することがあります。申請前にニュージーランド移民局のウェブサイトを必ず確認しましょう。
申請は日本から?それとも現地申請?
ニュージーランドの学生ビザの申請は日本からでもニュージーランドからでも可能です。しかし、申請料金が変わってくるので注意してください。
申請費用はいくら?
日本国籍所有者が日本国内からオンライン申請する場合は無料で、ニュージーランドで申請する場合はNZ$250(2018年1月現在)必要になります。
ちなみに、日本国内で郵送・窓口で申請する場合は6000円前後掛かります。
ビザ申請に必要な書類は?
ニュージーランドの学生ビザを申請するためには、先に学校に申し込み手続きを行う必要があります。まだ手続きしていない方はまず留学先の学校を決めましょう!
語学学校であれば無料の学校診断サービスがお勧めです。
オンライン申請では下記の書類を申請時にアップロードする必要があります。すべてPDFファイル(証明写真のみJPGファイル)で事前に準備しておきましょう。
パスポート(PDF)
ニュージーランド滞在期間+3ヶ月以上の残存期間があるものが必要です。今お持ちのパスポートの残存期間が足りない場合は、ビザ申請の前にパスポートを更新しましょう。
例:2018年5月1日に入国し1年間滞在予定 → パスポートの有効期限が2019年8月1日以降である必要があります
有効期限に問題がない場合は、顔写真があるページを見開きでスキャンし、PDFファイルで保存します。
証明写真(JPGファイル)
JPGファイルである必要があるので、スピード写真をスキャンしたものは不可です。写真屋に行ってパスポート用の写真を撮影してデータで受け取るか、デジカメ・スマホで誰かに撮影してもらいます。(セルフィーは不可です)
写真は下記の条件を満たしている必要があります。
- カラー、無背景(通常の証明写真と同様にサングラス・帽子を着用、赤目は不可)
- 縦横の比率が4:3
- 画質は、横900px ✕ 縦1200px~横2250px ✕ 縦3000px以内
- ファイルサイズは500KB~3MB
移民局のページ「Acceptable visa photos」で写真のサンプルを見ることができます。
Photo Checkerで写真をチェックする方法
移民局のページにあるphoto checkerでは、ビザ申請可能な写真か否かをチェックできるので、オンラインビザ申請を開始する前に確認しましょう。
① ページ中程にある「Online photo checker」をクリックします。
② 利用条件が表示されるので、下方の赤い四角の中にある「同意します」という□にチェックマークを入れ、「Continue」をクリックします。
③「私はロボットではありません」にチェックマークを入れ、「Continue」をクリックします。
④ 使用予定の証明写真をアップロードして、条件を満たしているか確認します。
英文の預金残高証明書(PDF)
英文の残高証明は預金をしている銀行で発行してもらいます。銀行から受け取ったらスキャンしてPDFデータにします。銀行によって手数料、発行までの日数、英文で発行できるか否かが違うので、ビザ申請前に予め銀行に確認しておきましょう。
また、ニュージーランド滞在中の生活費を確保していることを証明するために、下記の預金残高が必要になります。
- 36週間未満の留学の場合:NZ$1250以上/月
- 36週間以上の留学の場合:NZ$15000以上/年
例えば、留学期間が24週間(6ヶ月間)の場合は「NZ$1250 × 6ヶ月 = NZ$7500」以上の預金残高が必要です。また、片道航空券でニュージーランドへ入国する場合は、帰りの航空券の購入資金として上記の滞在費にプラスしてNZ$1000が必要です。
また、発行してもらう残高証明は下記の条件を満たしている必要があります。
- 学校への支払い後に発行されていること(後述する取引履歴で支払ったことが分かるように)
- ビザ申請日から遡って1ヶ月以内に発行されていること
- ビザ申請者本人名義の預金残高であること
過去6ヶ月間の銀行取引履歴(PDF)
預金残高証明書を発行した口座の6ヶ月間の取引履歴が必要です。取引履歴も銀行の窓口で発行してもらう必要があります。預金残高証明書を発行してもらう時に一緒に取得しましょう。
インターネット・バンキングを利用している場合は、自分で過去6ヶ月間の履歴をプリントアウトやスクリーンショット等を用いて、最終的にPDFファイルにします。
入学許可証(PDF)
留学先の申し込み手続きが完了していれば、学校から発行されます。PDFファイルがメールで送られるので、そのまま使用します。
学費支払い証明書(PDF)
学校から発行されます。学校からメールで送られてきたレシートや領収書をそのまま使用します。アップロードを求められないこともありますが、念の為、用意しておきましょう。
宿泊費支払い証明書(PDF)
学校から発行されます。学校からメールで送られてきたホームステイや学生寮などの宿泊料金を既に支払ったことを証明するレシートや領収書をそのまま使用します。
こちらもアップロードを求められないこともありますが、念の為用意しておきましょう。
航空券(PDF)
日本 ⇔ ニュージーランドの往復航空券、もしくは日本 ⇒ ニュージーランドの片道航空券のPDFファイルが必要です。
往復航空券の場合
英文も併記されているEチケットの場合は、メールで受け取ったものをそのまま使用できます。日本語しか記載されていない場合は、航空券購入先へ依頼して英文のものを発行してもらいましょう。
片道航空券の場合
片道航空券でニュージーランドへ入国する場合は、復路航空券を購入できる資金としてNZ$1000相当を所持していることを証明する必要があります。
残高証明書を発行する際は、滞在費用にNZ$1000相当をプラスした十分な余裕を持った残高を確保しておきましょう。
胸部X線検査受診証明書・健康診断書(PDF)…6ヶ月以上留学する場合
ニュージーランドの滞在期間が6ヶ月以上の場合は、移民局に認定された指定病院で胸部X線検査を受診したことを示す証明書番号(eMedical番号)が必要です。
通常は書類をアップロードする必要はありませんが、アップロードする場合は医師から受け取った検査結果の書類をスキャンして使用します。
※ニュージーランドの滞在期間が6ヶ月以下の場合は必要ありません
※検査結果は、申請日から遡って3ヶ月以内に発行されているものでなければなりません
※指定病院以外で受けた検査は受付不可です
移民局が認定する指定病院
指定病院は7病院しかないため(2018年1月現在)、予約が取り辛いことが予想されます。渡航予定日の3~2ヶ月前には受診できるよう、早めに予約しておきましょう。
都道府県 | 病院名 | 住所 | 電話番号 |
福岡 | Fukuoka Central Health Examination and Promotion Center | 16-16 Imagawa 2, chuo-ku, Fukuoka 810-0054 | 092-739-0110 |
福岡 | Fukuoka Tuberculosis Prevention Center Fukuoka Branch | 2-4-7 Daimyo Chuo-Ku Fukuoka-Shi, Fukuoka-Ken 810-0041 | 092-761-2544 |
東京 | Tokyo Medical and Surgical Clinic | First Floor, 32 Shibakoen Building, 3-4-30 Shiba_Koen Minato-Ku, Tokyo 105-0011 | 03-3436-3028 |
東京 | Seibo International Catholic Hospital | Nakaochiai 2-5-1, Shinjuku-Ku, Tokyo 161-8521 | 03-3951-1111 |
大阪 | Osaka Kaisei Hospital | 6-10 Miyahara 1-Chome, Yodogawa-Ku, Osaka-Shi, Osaka-Fu 531-0072 | 06-6393-6234 |
兵庫 | Kobe Kaisei Hospital | 3-11-15 Shinohara-Kitamachi Nada-Ku Kobe-Shi, Hyogo 657-0068 | 078-871-5201 |
北海道 | Caress Sapporo Hokko Memorial Hospital | North 27, East 8, 1-15 Higashi-Ku, Sapporo Hokkaido 065-0027 | 011-722-1133 |
※ニュージーランド移民局指定病院リストの「LIST OF PANEL PHYSICIANS」から各国の指定病院を検索できます。
検査当日の持ち物
病院によって違いがあるため予約時に確認しましょう。下記は、どの病院でも指定される検査当日の持ち物です。
- パスポート原本
- 検査費用:1~2万円(病院によって若干違います)
- 移民局が指定する診断書(※)
※病院によっては移民局が指定する診断書に記入して持参するよう指示される場合があります。その場合は、移民局サイトよりChest X-ray Certificateをダウンロードし、必要事項を記入して持参しましょう。
補足
- 36ヶ月以内に胸部X線診断書を移民局に提出している場合は、診断書の提出は不要です。
- 博士課程またはニュージーランド海外援助プログラムによる学生で、ニュージーランドに1年以上滞在する予定の場合は、胸部X線検査の他に健康診断を受診しなければなりません。
犯罪経歴証明書(PDF)…17歳以上で2年以上滞在する場合のみ
住民票がある都道府県の県警本部にて「犯罪経歴証明書(Certificate of Criminal Record)」を取得します。通常2週間前後で発行されます。
学校からの成績表・出席表(PDF)…既に留学している場合のみ
既にニュージーランドに留学していてビザを延長する場合のみ必要です。在学中の学校から出席率が記載された成績表(Attendance Letter)を発行してもらいます。
学生ビザのオンライン申請の流れ
【渡航予定日3~2ヶ月前】
指定医で胸部X線検査の予約、受診
【渡航予定日2ヶ月前】
RealMe(ニュージーランド移民局のアカウント)に登録
オンラインビザ申請
【オンラインビザ申請から1~3週間後】
学生ビザ(eVisa)取得
補足・注意点
先にRealMeに登録しオンライン申請を途中までやってから、胸部X線検査を受けても構いません。
胸部X線検査は渡航日から遡って3~2ヶ月前には受診できるよう早めに指定病院へ予約しておく必要がありますが、ビザ申請自体はあまり早く申請しすぎると取得できないこともあります。渡航日の2ヶ月前程度を目安に行いましょう。
オンライン申請の方法を解説
では、実際のオンライン申請方法について、ニュージーランド移民局の画像を付けながら説明していきます。
1.RealMeに登録する
RealMeはニュージーランドのオンライン本人認証システムです。ニュージーランド渡航後も、IRDナンバー(納税者管理番号、ニュージーランド国内で就労する際に必要)の取得など、ニュージーランド政府の幅広いサービスにアクセスできます。
学生ビザオンライン申請ページを開き、下方にある『APPLY NOW』をクリックすると、RealMeへのログイン/登録コマンド『LOGIN or CREATE ACCOUNT』が表示されるので、クリックします。
2.RealMeのログイン/登録ページ
『CREATE YOUR REALME LOGIN』をクリックして、RealMeの登録ページに進みます。
3.必要事項を入力する
「Username(ユーザーネーム)」と「Password(パスワード)」は忘れないようにメモして保管しておきましょう。
4.RealMeの登録完了
RealMeの登録が完了しログインした旨が表示されます。『CONTINUE』をクリックし、個人情報登録画面に進みます。
5.免責事項を確認する
アカウントセキュリティの免責事項がポップアップで出てきます。『Accept』をクリックします。
6.Create Profile(プロフィールを作成する)
7.Nearly there...(登録はもうすぐ完了します)
「Nearly there...(登録はもうすぐ完了します)」という画面が表示されます。
8.移民局からのメールを確認
移民局から届いたメールを確認します。メール内にある『Verification Link』をクリックします。
9.Verification successful(アカウント承認完了)
『View my account』をクリックして次に進み、学生ビザ申請手続きに進みます。
10.Create new student visa application(学生ビザ申請スタート)
「Create new student visa application」をクリックして、学生ビザ申請を開始します。
※RealMeの登録完了後に手続きを一度中断した場合は、移民局の学生ビザ申請ページから「APPLY NOW」をクリックしてRealMeログインページを開き、再度ログインすると上記と同じページが開きます。
11.Is this form right for you?(学生ビザがオンラインで申請可能か確認)
学生ビザの申請がオンラインで可能であるか確認するため、質問に回答していきます。多くの方が下記のような回答になると思います。
12.Identity and Contact(個人情報を入力する)
個人情報や連絡先を入力します。電話番号の入力は、日本の国際電話コード(Country Code)を前に付けて、市外局番の最初の0を省略する書き方になるので注意してください。
例:03-1234-5678 → 81 (Country Code) - 3 (Area) - 12345678 (Number)
13.Study Details(就学内容を入力する)
留学期間や学校など、就学内容に関して入力します。
「Name of education provider where you will be studying(学校名)」を入力する際の注意点
「Name of education provider where you will be studying」の欄に文字をいくつか入力すると、学校名のリストが出てくるので、その中から留学予定の学校を選択します。
学校名が見当たらない場合
学校名と学校の運営組織名が異なる場合があります。ビザ申請の際はどの学校名を選択すべきか学校に直接確認しましょう。
14.Financial Support(滞在資金について入力する)
滞在資金に関する質問に回答します。
15.Health Details(健康状態について入力する)
「Is a physician submitting your health information on your behalf?(医師があなたの代わりに健康診断書を提出していますか?)」という項目はYESで、それ以外は基本的には全てNoになると思います。
既に指定病院で胸部X線検査及び健康診断を受診している場合
「Is a physician submitting your health information on your behalf?(医師があなたの代わりに健康診断書を提出していますか?)」の質問で、既に指定病院にて胸部X線検査及び健康診断を受診し、医師からeMedical番号を受け取っている場合は「Yes」と回答します。
すると、下記の2つの質問が追加されます。
まだ指定病院で検査を受けていない場合
「Save for later」をクリックして今までの入力情報を保存し、速やかに指定病院の予約・受診を行いましょう。
16.Character Details(犯罪歴について入力する)
基本的には全て「No」になると思います。
17.Education and Work History(職歴を入力する)
就労経験がない場合は、未入力のまま「Continue」をクリックして次に進みます。
18.Other Details(その他)
ニュージーランド国内での連絡先について、ない場合は「No」にチェックして進みます。
19.Apply on Behalf / Assist(代理申請)
自分で申請している方は、どちらの質問への回答も「No」になります。
20.Upload Documents(書類をアップロードする)
「Chest X-rey Certificate(INZ 1096) issued less than 3 months ago and any associated reports from your examining radiologist.」は、ニュージーランドに6ヶ月以上滞在する場合のみ表示されます。
また「Health Details(健康状態について入力する)」のセクションで、「Is a physician submitting your health information on your behalf?」をYesにし、eMadical番号を入力した場合も、検査結果のアップロードは要求されません。
21、Declaration(宣誓)
申請した内容に偽りがないか、もし内容に変更があった場合は速やかにニュージーランド移民局に届け出をするか、などについて同意をします。
日本国内からのオンライン申請の場合、これでビザ申請は完了です。お疲れ様でした!(ニュージーランドからの申請の場合は、この後にビザ申請料の支払いが必要です。)
申請が完了すると、アカウント内の「Status」が「Submitted」となります。
申請結果はいつ分かる?
ビザ申請後1~3週間程で、申請結果のメールが移民局から届きます。迷惑メールに振り分けられてしまうこと、稀にメールが届かないこともあるのでメールボックスとアカウントは小まめにチェックしましょう。
メールの指示に従ってアカウントを確認すると、「Additional documents(追加書類)」の欄にPDF書類が追加されていると思います。(「Letter from Immigration New Zealand」という件名のことが多いようです。)
PDF書類を開き、最初に「New Zealand Student Visa Approval(ニュージーランド学生ビザの承認)」と記載されていれば、無事ビザが発給されたということです。この書類がビザとなります。
「Student Visa details」の内容に不備がないか確認し、A4用紙に印刷しましょう。ニュージーランド入国時は、この書類とパスポートを一緒に携帯してください。
学生ビザの有効期限を確認
ビザに記載されている日付けまでニュージーランドに滞在でき、有効期限内であれば何度でもニュージーランドを出入りできます。もちろん、日本への一時帰国等も可能です。
有効期限は「コース期間+4週間」の滞在許可が下りることが多いようです。
学生ビザでアルバイトできる?
通常、週20時間以内の就労許可が下ります。ただ、通う語学学校のカテゴリーによっては、就労許可が下りないこともあります。
保険はどうする?
ビザ申請には必要ありませんが、ニュージーランドで就学するには滞在期間をカバーする保険に加入する必要があります。オンラインで申請可能な保険もあるので、渡航までに必ず加入しましょう。
まとめ
申請手順を一つずつ解説していくとビザ申請は大変なように見えますが、実際にやってみると、ほとんどが個人情報の入力やYes/Noの質問なので、オンライン申請自体は1時間程で終えることができます。
どちらかと言うと、オンライン申請より胸部X線検査等の必要書類を揃える方が大変です。留学エージェントにビザ申請をしてもらう場合でも、結局は必要書類は自分で揃えることになります。それならもう一息頑張って、ぜひ自分でビザ申請してみてください。
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