費用はいくら?アメリカの歯医者で虫歯を治療した体験談
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読者の方は年に何回ぐらい歯科医に行きますか?アメリカでは白い歯に対する評価が高いという文化的な理由から、私はアメリカに来て以来、まめに歯のケアをするようになりました。先日、いつものように定期的に検診を受けたところ、珍しく初期の虫歯が発見され、歯の治療を受けてきました。そこで、アメリカの歯科で治療をした筆者の体験を基に、治療に関する流れや実際の治療の様子などをご紹介していきます。
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歯を大事にするアメリカ人
過去の記事、頑張れニッポン男児!アメリカ人女性とデートのための「心得」4選【準備編】や八重歯は欧米では歓迎されない?カナダに住む上で感じる文化の違い3選<女性のルックス編>でもご紹介している通り、アメリカ(カナダ)の人々は歯を大事にします。そのため多くの人々が定期的に検診しており、私も年3回は検診に行っております。
アメリカの歯科での診断の流れ
アメリカの一般的な診断の流れは、まず、歯科助手が歯についている歯石の除去を行い、その際気づいたことを歯科医に報告。歯科医が状況に応じて治療となります。
日本ではそれほど歯石の除去は一般的ではないかもしれませんが、アメリカでは徹底的に行い、私も初めてアメリカで歯石の除去を行った際、かなりの出血と痛みがあり、それからまめに歯石を取るようになりました。
虫歯治療の費用の見積もり
先日の検診で珍しく虫歯(cavity)の宣告を受けました。左上二本と右奥歯に初期の虫歯があり、治療が必要とのこと。放っておいてもいいことはないので、治療を依頼することに。
まず会計担当者から治療の費用を伝えられ、払えられるかどうかを尋ねられました。
見積費用は保険適用後で$100。
アメリカでは医療費が高額なので、私は虫歯一本につき$100かと思っていましたが、三本で$100とのこと。全然払える金額なのですぐにOKしたのですが、こうやって尋ねてくる背景には、保険を持っていない患者が多いアメリカならではの光景だったことに後で気づきました。
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治療の模様
で、治療当日です。
治療の直前、歯科医から「鼻からガスを吸いたいか?」と聞かれました。そのガスとは笑気ガス。日本の歯科医でも取り入れられている麻酔です。私はまだ生涯で笑気ガスを吸ったことがありません。医師が勧めてくるくらいですから、後遺症などの障害はないでしょう。
好奇心で「yes」と即答し、吸い始めるものの、なかなか医師が言うように頭がボーっとしてきません。「もうボーっとしてきた?」と聞かれるのですが、私はコメディアンという体質のせいか、周囲を観察することが大好きな人間でもあります。ゆえに、これから起きることにワクワクしているのでガスが効かないようです。
さらに、すべての歯を治療するか一本ずつにするか尋ねられたのですが、何度も通院するのが面倒だったので一気に治療してもらうことに。
口の中に麻酔薬をしみこませた綿棒を入れられ、私の歯茎はマヒしていきます。さらに注射針で麻酔薬を注入。私の子供のころは歯の治療といえば痛くてたまらなかったのですが、最近の歯科治療は負担が少なく、だいぶ楽になりました。
虫歯にあたるところをドリルで削り、薬で虫歯がまだ残っているかチェック。そのあと、何かしらプラスティックのようなものを埋め込み、体温計のような機械で光を当て、3秒待ち。削られた歯を形成しているようです。
治療後に尋ねてみると、これは「Dental Composite」といい、削られた箇所に樹脂を押し込み、光を三秒当てると硬化。それを歯の形状に形成したそうなのです。鏡で治療個所をみると、昔の銀歯とは違い歯と同じ白色なので目立ちにくいものでした。
すべての歯の治療にかかった時間は一時間。口をずっと開けているのは大変でしたが、一気に治してもらい私は心が身軽になりました。また、痛みも少なく、以前の歯科治療よりはるかに負担が少なく、技術の進歩に感謝いたしました。
治療も終わり、いざ会計を済ませようとすると、会計担当者が全額を保険会社に請求してみて、それで反応をみるとのこと。つまり、全額を保険会社に振ることにより、一体いくら保険会社側がカバーしてくれるのか試してみて、私個人の負担額を極力減らすという作戦らしいのですが、いいかえれば、それだけ保険金が高額になってしまう一因にもなっています。
まとめ
いかがでしたか?もし在米在住の読者の方で歯科医への訪問を予定している方は、この記事が何かの参考になることを願っています。一般的に米人は歯を重要視するので、検診を受けておいて損はないと思います。
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この記事を書いた人
初めまして!日本の大学を卒業した後、米国の大学院に留学し漂流し続けること10数年。今年で米国生活16年目になります。お笑い好きの40男が加齢臭を漂わしながら、ミシガン州デトロイト近郊から海外生活と留学の知恵や経験をお届けします。