就活にも良い影響?留学中にボランティア活動をすべき3つの理由
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筆者はフランスに住み国際的な展示会やイベントに関する仕事をしておりますが、時々、学生ボランティアの募集をかけることがあります。そこで実際にボランティアに参加している学生を見ると、参加したことで学べることや得られるものがあるのが良く分かります。果たしてそれらはどのようなものなのでしょうか?ここでは、実際に開催されたイベントの例を挙げてご紹介していきます。
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フランスで開催された総合見本市でボランティアを募集
以前、まさかのストライキ!フランスの日本関連イベントで起こった事件でご紹介した、11日間開催される大規模な国際的な総合見本市「Foire Europeene」の、日本のお祭り屋台を紹介するブースにて、ヨーヨー釣りや型抜き、けん玉などの実演販売や誘致をする学生ボランティアを募集しました。
イベントの開催は9月だったのですが、一般的に9月から留学を開始する学生が多く、この時期だと、まだフランス語のレベルが十分でない学生が多いことから、とりあえずフランス語のレベルよりも日本文化が分かっていることを重視してボランティア募集をしました。
当然ボランティアなので、金銭は入ってこないですし、留学に来た直後の時期というのは、生活も安定しておらず何かと大変だったかと思います。しかし、それでも参加した人たちはたくさんのものを得ることができたのです。
留学中にボランティア活動をすることで得られるものとは?
1.活きた外国語を学ぶことができ、その後の学習意欲にも繋がる
留学先で机に向かって学習したり、友達と会話をするだけの外国語と、実際にイベントなどで多くの外国人と出会い、そこで会話をするのは全く違う環境です。
特に留学の場合、そのような環境に立つ機会も少ないですし、実践的な会話をすることで、活きた外国語のスキルアップに繋がるだけでなく、もっと語学を頑張ろうという意欲にもつながっていたようです。
特に、留学の初期の段階でこのような経験をすることは、その後の語学学習へのモチベーションを持つのに有効な経験と言えるでしょう。
2.ボランティア同士での出会いや交流がある
お客様との会話だけでなく、ブース内にもさまざまな国の人がいましたので、そこでも語学の勉強ができる環境でした。
今回のボランティア募集については、フランス語も必要でしたので日本語を勉強している外国人学生のボランティアも同時に募集しており、最終的には、日本人とフランス人の学生はもちろん、コンゴ人の学生も2名参加し、とてもインターナショナルな集まりとなりました。
そのような環境でしたので、お互いに仕事で使う言葉などを教え合っていました。例えば、一緒に働いていたフランス人学生は新たに「お疲れ様でした」「(休憩に)行ってきます」「行ってらっしゃい」などの日本語を覚えていたようです。
このような日本ならではの言葉を教えることや、逆に外国語の実践的なフレーズを教えてもらうことも、大切な国際交流と言えますね。
また、イベント終了後、皆でボランティアのひとりの学生の家に集まり日本食パーティのお疲れ様会をしました。皆で人狼ゲームをフランス語でしたりして盛り上がり、また集まろうと再会の約束をして別れて行きました。
その後、私が普段開催している日仏交流会イベントに彼らを招待したりなど、交流は続いております。
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3.その後の進路にも良い影響?
一度ボランティアに参加した学生は、その後も何かあると声をかけるようにしております。このように良い働きをすることで、何かと声をかけてもらえるようになったり、そこからの出会いで更なるステップアップが期待できます。
また、ボランティア経験において優れたリーダーシップを発揮するなどの成果を残すことで、奨学金の申請の際に有利になったり、就職活動でも有効なアピールにもなり得ます。
現在、私は補習校のボランティアサポートの手伝いをしているのですが、こちらでも学生ボランティアの募集を行なっております。こちらでの活動については、奨学金、特に返済不要のものを申請する際のアピールポイントとして有効となるそうです。
まとめ
いかがでしたか?留学先でボランティアに参加することで、多くのことを得るチャンスが生まれます。ぜひ参加してみてください!
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この記事を書いた人
12歳からフランス、イギリス、イタリアに留学し、語学留学、大学留学、大学院留学、と様々な留学を経験。ロンドンの語学学校に務めた後、現在はフランスの大学院で語学学習についての博士論文を書いています。
http://ameblo.jp/vindalsace/