話題の世界遺産!イタリアのチンクエ・テッレの魅力とは?
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皆さんは「チンクエ・テッレ」という都市をご存知でしょうか?チンクエ・テッレはTBS番組「THE世界遺産」などで紹介されて以降、日本でもじわじわと注目され始めている話題の観光地です。ここでは、実際にチンクエ・テッレに行ってみた筆者が、その魅力についてお伝えいたします。
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チンクエ・テッレ(Cinque Terre)とは?
View this post on InstagramGUIA ESTRELLA DAMMさん(@estrelladamm)がシェアした投稿 - 2017 10月 10 12:36午後 PDT
チンクエ・テッレ(Cinque Terre)は、その名の通り「5つ(Cinque)の土地(Terre)」から成る集落。ジェノヴァなどを有するリグーリア州の入り組んだ断崖絶壁にピンク、黄色、ブルーなどの色鮮やかな家々が建ち並ぶ風景の美しさ、神秘的な雰囲気から1997年にユネスコの世界遺産に登録されて、いまや国外はもちろん、イタリア人にも大人気の一大観光地となりました。
チンクエ・テッレを初めて見た人が必ず疑問を持つであろうこと。それは「どうしてこんな所に家を建てたのか?」ということだと思います。
チンクエ・テッレは、もともとジェノヴァの海洋要塞都市として11世紀にあえて攻められにくいこの土地に築かれました。平地も無く、痩せた土地ばかりのチンクエ・テッレ。村人たちはこの地でワインを醸造することで必死に生活を立ち上げてゆきます。
そのためでしょうか。実際に行ってみると、筆者も他のリグーリア州の都市とは違う、カラフルでお気楽そうな街並みの中にも得も言われぬ緊張感、哀愁を何度も感じました。
初めて行くなら交通手段は電車がおすすめ!
チンクエ・テッレへは、船やバスなどで行くこともできますが、電車で行くのがおすすめです。
チンクエ・テッレには5つの集落全てに停まるまるで、江ノ電のような観光列車が走っており1日券(Cinque Terre Train Card)さえ買えば、あとは自由気ままに乗ったり降りたりしながら町々を味わい尽くすことができます。
1日券は時期によって変動しますが13〜16ユーロ(2017年8月時点)。決して安くはないですが、特にハイシーズンは毎回切符を買うだけで、数10分並ぶこともザラなので、思い切って1日券を買ってしまった方が楽でしょう。電車は割と頻繁にやってきますし、駅同士もほとんど離れていないのでストレスなく移動できます。
村同士をつなぐ歩道もあり、徒歩で移動することもできます。しかし2011年の災害以降、未だ通行できない箇所があったり、ハイシーズンになると観光客が沢山押し寄せるため、突然閉鎖になってしまうこともあって、正直不安定な状態が続いています。
また、歩道自体も崖沿いでアップダウンもある、しっかりとしたトレッキングコースなので、もし歩きたい方はちゃんとした装備や情報収集をされてから行くことをおすすめします。
毎日のように世界中の観光客が「歩道はオープンしているのか?」と、インターネット上で質問しているので最新情報は簡単に入手できるでしょう。
参考リンク:Cinque Terre Train Cardについて
おすすめの時期は?
View this post on InstagramCassidy Haydenさん(@cass_laudano)がシェアした投稿 - 2017 10月 10 1:56午後 PDT
海に入りたい方は4月下旬以降が良いですが、気温の高さに比例するように、どんどん観光客が増えてきます。移動に飲食、何をするにも時間がかかる時期でもあるので、あえて秋以降のオフシーズンに行くのも良いでしょう。冬に訪れても綺麗な街の景色を楽しむことはできます。
時間帯ごとに魅せる表情の違い
View this post on Instagramhirotographerさん(@hirotographer)がシェアした投稿 - 2017 10月 11 3:30午後 PDT
それよりも、個人的に是非こだわって欲しいのは時間帯です。チンクエ・テッレは時間ごとに魅せる表情の違いが魅力的で、日の出日の入りの頃は観光客も減り、ゆっくりとワインを楽しみながら、心行くまで波の音を聞くことができます。
チャンスがあれば宿泊されてみても良いでしょう。
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ここだけは外せない!おすすめスポット
View this post on InstagramThrowback to one of the best restaurant views I've ever had
Myrthe van Leeuwenさん(@dutchiediary)がシェアした投稿 - 2017 10月 11 10:34午前 PDT
5つ全てに立ち寄るのがもちろんベスト!しかし、時間に限りがある方は、世界中の観光ガイドでおなじみのレストラン「Nessun Dorma」をはじめお洒落なスポットが集まる「Manarola(マナローラ)」が、街のにぎわいを感じられるのでおすすめです。
View this post on InstagramWorld TravelBloggers Communityさん(@travelbloggeres)がシェアした投稿 - 2017 10月 10 2:49午後 PDT
また、フォトジェニックな風景ゆえに、お土産の絵葉書やマグネット等に採用されることも多い「Vernazza(ヴァルナッツァ)」も個人的には外せません。
意外と穴場なのは高台に上ること。子供連れや海水浴目的の観光客は上まであがってこないので、少しだけ大変ですが、遊歩道や階段を5分も上れば人も一気に少なくなり、のんびりと絶景を楽しむことが出来ます。
おすすめフード3選
最後におすすめのグルメを3つご紹介します。
1.ワイン
チンクエ・テッレのワインは今も代表的な特産品のひとつで、街のあちこちで飲むことができるほか、お土産としても人気が高いです。ラベルにも村々の絵が書かれているので、旅の記念に買ってもよいかもしれません。
2.魚介類のフリット
絶景の海を目の前に頂く魚介類のフリットは世界中の観光客に大人気!レストランで食べても良いですが、テイクアウトもおすすめです。メガホン状の厚紙にたっぷり入れてもらったイカリングやエビフライを持って高台に上がれば、のんびりと景色を楽しみながらリーズナブルに素敵なランチタイムを楽しむことができます。
3.レモネード
地元のレモンで作ったレモネードはクエン酸パワーで疲れも一気に吹き飛びます。チンクエ・テッレはアップダウンも激しく、またハイシーズンはディズニーランドのように観光客でごった返しています。是非お帰り前にも1杯飲んで、エネルギーチャージしてから元気に旅を締めくくりましょう。
まとめ
いかがでしたか?大人気な観光地ゆえに、近々村への入場制限を検討しているとも言われているチンクエ・テッレ。季節ごとの魅力がたくさんありますので、思い立ったら明日にでも。
是非チャンスがあるうちに行ってみてください!
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この記事を書いた人
アメリカに1年、イタリアに2年住んでいます。お料理と旅行・美味しいものの食べ歩きが大好きです♡特に大好きなカフェやスイーツ、お土産を探すのが大好きなので、おすすめ情報をたくさん発信できたらと思います☆゚・:,