語学力だけじゃダメ?実は色々ある通訳のお仕事6選
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語学を勉強している人、留学をして語学習得した人が考える仕事のひとつに通訳、翻訳がありますが、実は通訳と言っても色々な種類の仕事があります。今回は筆者が経験してきた通訳の仕事を元に、実際にどのような種類の仕事があるのかをご紹介します。
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1.旅行ツアーに参加する外国人観光客送迎通訳
こちらは旅行会社のツアーに参加する外国人旅行者をホテルでピックアップし、ツアーのバスの発着場所、もしくは旅行会社までお送りする仕事になります。ホテルからタクシーを拾い、お客様と一緒にタクシーに乗り目的地までお連れしたりします。
厳密には通訳の仕事ではありませんので、語学レベルはそこまで必要ありませんが、お客様対応なのできちんとした態度、語学力が必要になります。
2.アテンド通訳
こちらは海外のほうが多いかもしれませんが、日本から来た日本のお客様の希望通り町を案内したり、希望の場所にお連れしたりする仕事です。その国や地方の事情やお店などに詳しくなければいけません。
こちらも通訳というよりはお客様のご希望の場所にお連れしたり、お買い物のお手伝いやレストランでのお食事の手配や注文のお手伝いなどがメインです。
仕事で来られたお客様の場合、ミーテイングがあったり、商談も入っていることもあるので、その場合は多少通訳の技術が必要になってきます。
3.通訳ガイド
日本では「通訳案内士」とも言われておりますが、日本に訪れた外国人観光客に対して日本の観光地や文化を案内する仕事です。日本では国家資格も存在しており、語学だけでなく、歴史や美術などの知識も必要になります。
また、海外でも正式なガイドであれば各国にも資格が存在します。日本でもそうですが、この資格を取得するのは語学以外の知識を外国語でも覚えなければいけないので、ハードルは高いです。
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4.展示会アテンド通訳
こちらは展示会のブース内の仕事になりますが、出展者のサポート、お客様に商品の説明などをして、必要であれば多少の商談通訳も発生します。どちらかというと商品説明、商品アピールがメインの仕事と言えるでしょう。
語学力だけでなく、プレゼン力、アピール力(場合によってはパンフレットを配布する、お客様に商品を知ってもらう、興味を持ってもらう)という能力が必要です。
そういった意味では語学力もそこまで高いものは求められることがないこともあります。
5.商談通訳
このあたりが普段皆さんが想像する通訳かと思います。会社に行き、相手企業との商談通訳です。大抵は逐次通訳(話を数十秒〜数分ごとに区切り、順次通訳する方式)のことが多いです。
場合によっては企業を訪問する側が通訳を雇うこともありますし、外国人の方が訪問する際に日本の企業が通訳を雇う場合もあります。少人数でのミーテイングもありますが、場合によっては大人数でのミーテイングなどもあります。
企業にもよりますが、その分野の単語力が必要になることがあります。場合によっては同時通訳に近いウィスパリング通訳といって、会議内でその内容を相手に横で、そっとささやきながら内容を伝える通訳もあります。
6.会議通訳
一番難しい通訳と言えば、同時通訳の技術が必要になるのが会議通訳です。これは本当に専門技術が必要になりますし、言葉を聞きながら同時に言葉を発していくという特殊技術が必要になります。
筆者は会議の運営の仕事をしていたことがあるので、実際の会議通訳の仕事を見たことがありますが、長時間継続して通訳をするのは集中力が持たないので2人〜3人体制で行っておりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。一概に通訳と言っても色々なレベルと仕事があることをお伝えしました。
通訳を目指す方向けの専門学校もありますが、そういうところに行ったことがない場合はレベルの低い通訳から初めて徐々に上のレベルの通訳を目指していく、という方法があります。
通訳は経験を積んで仕事を得ていくので、履歴書の一行のためにいくつか通訳のボランテイアや仕事をこなしながら、一人前の通訳になることができます。実際に筆者も専門学校に行ったことがないですが、経験を積んで仕事のひとつとして今も通訳の仕事もしています。
通訳は語学のプロと言える仕事のひとつです。語学を極めてみたい方は、ぜひ目指してみてはいかがでしょう。
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この記事を書いた人
12歳からフランス、イギリス、イタリアに留学し、語学留学、大学留学、大学院留学、と様々な留学を経験。ロンドンの語学学校に務めた後、現在はフランスの大学院で語学学習についての博士論文を書いています。
http://ameblo.jp/vindalsace/