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日本の夏の夜のお楽しみといえば「夏祭り」「花火大会」ですが、イタリアにも夏の夜のお楽しみイベントがたくさんあります。ここではそんなイタリアのイベントの中からイタリア各地で開催される「Notte Bianca」についてご紹介します。
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Notte Biancaとは？
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Gaia Cannoneさん(@gaiacannonee)がシェアした投稿 - 2015 5月 1 2:20午前 PDT
「Notte bianca」は直訳すると「白い夜」という意味になります。これを聞くと大抵の日本の友達は「白夜に行われるイベントなの？」と聞いてきますが、あくまでこれはお祭りの名前であり、夜通し続くイベントであることから「夜でも明るい」ことになぞらえ、この名前が付いたそうです。
イベントの起源は、歴史大国イタリアにしては非常に新しく、2003年に首都ローマで開催されたものがはじまりと言われております。元はドイツやフランスでやっていたものが取り入れられ、いまやイタリア各地で開催される夏の夜の人気イベントとなりました。
ローマやフィレンツェのものが有名ですが、日本の夏祭りと同じように、小さな街でも開催している所はたくさんあります。また、名前もNotte biancaに限りません。例えばフェラーリの本拠地として有名な「Maranello（マラネッロ）」などではフェラーリの車体の色になぞらえ「Notte rossa（赤い夜）」と呼んでいるそう。いずれにせよ、日本の夏祭りのように地方の特色を活かしたものとなっております。
いつ開催されるの？
地域によってさまざまですが春の始まりから秋の終わりにかけて開催される場合がほとんどで、多くが週末（金曜もしくは土曜）の夜に開催されます。
大体20時半頃から広場に人が集まりはじめ、21時過ぎるとオープニングイベントがスタートします。その後、午前をまわり、明け方までさまざまな催しが行われます。
イタリアでは宗教にまつわるイベントの場合は日取りが確実に決まっているのですが、Notte Bianca含め、宗教とは関係のないイベントの場合、直前になるまで日にちが決定しないことが多々あります（日にちが決まっていても直前で開催中止になったり、延期になったりすることも多々ございます）。
開催1ヶ月程前になると、街の張り紙やウェブサイトにお知らせが出ますので是非こまめにチェックしてみてください。
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どんなことが行われるの？
イベントの内容はさまざまですが、イタリアよりも早くからNotte Biancaを開催していたドイツやフランスの影響を少なからず受け、芸術的要素の濃いイベントが開催されることが多いです。
定番は博物館・美術館の夜間開放
Notte Biancaでは普段は19時頃までしか営業していない博物館・美術館が明け方まで開放されます。また、これに合わせて夜間見学ツアーを行ったり、施設無料開放日にしたりすることもあるようです。
プロジェクションマッピング
最近では話題のプロジェクションマッピングも取り入れられ、博物館や宮殿の外壁を使って大規模なプロジェクションマッピングを行ったりすることもあります。
野外コンサートや野外映画
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Isabella Nucciさん(@isabella_nuis)がシェアした投稿 - 2017 7月 8 2:20午後 PDT
気候の良い時期に行われるNotte Biancaは、外でのイベントも盛りだくさん！野外コンサートや野外映画なども定番です。イタリアでは夏は夜9時過ぎまで外が明るいため、これらは夜11時〜など遅くにスタートするのですが、子供も大人も夜更かししてイベントに参加しております。
シメはやっぱりイルミネーションや花火！
イベントのフィナーレは夜中にもかかわらずイルミネーションショーや打ち上げ花火があがります。これに合わせて広場では無料の食べ物やワインなどが振る舞われ、盛り上がりは最高潮に達します。午前をまわり眠くて仕方ないのですが、これを見ずに帰ってしまうのはもったいない！というほどとても素敵なひとときです。
まとめ
いかがでしたか？Notte Biancaは大小さまざまな規模で執り行われますが、いずれも個性豊かでとても味わい深いものがあります。夜遅くに行われるため、是非イタリア人の友人などとお誘いあわせの上、足を運んでみて下さい。
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この記事を書いた人
アメリカに1年、イタリアに2年住んでいます。お料理と旅行・美味しいものの食べ歩きが大好きです♡特に大好きなカフェやスイーツ、お土産を探すのが大好きなので、おすすめ情報をたくさん発信できたらと思います☆ﾟ･:,
