留学で気になる住宅事情!On CampusとOff Campusに住むメリットとデメリットとは?
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私が留学をした1999年と比べて留学に関する情報は格段に手に入りやすくなりましたが、寮に住むことについての情報、加えてキャンパスの中(On Campus)と、キャンパスの外(Off Campus)に住むことについての情報は、まだなかなか得られないのではないでしょうか。私はすべてやった経験があるので、ここにまとめます。
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On Campusに住むメリット
On Campus、つまり、キャンパスの中に住むメリットですが、大きく分けて寮かアパートに住む選択肢に分かれます。まず寮ですが、一般的に家賃が安いこと。入居しやすいこと。友達が作りやすいことが挙げられます。
アメリカの大学の寮の場合は相部屋が基本でして、ルームメイトを得ることができます。現地では全く知り合い、友人がいないところから生活を始める留学生にとって、人間関係を構築していく良い足がかりとなることでしょう。また、キャンパスの中にあるというメリット上、大学の情報ならびに大学の施設の利用を得やすいです。私もキャンパスに住んでいたときは、図書館に行きやすい環境に大変感謝しておりました。
また、寮の中で同じ大学に通う友人たちと囲まれるということは、大学の施設、つまりWriting Centerなどのサービスに関していち早く知ることができ、寮の中での情報というのはあなどれないものがあります。
大学によってはアパートも提供しているところがあり、寮と比べてより快適な環境(個室、キッチン、専用シャワー)があり、年配の学生が多く住んでいると思います。最近では大学でもサービスの向上に力を入れており、私の母校のWestern Michigan Universityでは、相部屋の寮を取り壊し、全室個室の寮やアパートを建設しております。
私も完成予想図を拝見したのですが、私の学生時代とは随分違うリッチな環境でして、今の学生をたいへん羨ましく思ったものです。
On Campusに住むデメリット
これは大学付属の寮やアパートに住む共通の悩みですが、他の大学生との交流が多くなる反面、どうしてもプライバシーが少なくなってしまう傾向があります。寮でよく聞いたトラブルではルームメイトとのケンカ、盗難騒ぎ、ルームメイトが女を連れ込んだといった人間関係にまつわる話をよく聞きました。
私も米国に来てから赤の他人と住むようになったのですが、家族以外の人間と住むのはこんなにも大変なのかと思うことはよくありました。今となっては大学時代の良い思い出ですが、若いうちにこういったことを経験しておくのも大切なことと考えています。
また、寮という施設の関係上、どうしても衛生上ものすごく綺麗とはいいにくいかもしれません。私は寮に住んでいた時代、手によくイボができることに悩んでおりました。ところが、大学院を卒業後、オフキャンパスのアパートに越してから手に一切、イボができなくなったのです。イボはウイルスによってできるそうですから、寮の環境は決して衛生的とは言えなかったかもしれません。
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Off Campusに住むメリット
それでは、キャンパスの外に住むメリットは何でしょうか。これはもう、プライバシーの向上といっていいでしょう。一般的にキャンパスの外のアパートのほうが大学内にある寮やアパートより高級で内装も綺麗ですし、うるさくパーティーを繰り広げる隣人に悩まされることは少なくなることでしょう。
気の合うルームメイトが見つかれば、Shareすることによって家賃を低く抑えられますし、快適な勉強空間が生まれるはずです。
Off Campusに住むデメリット
キャンパスの外に住むデメリットですが、まずは家賃が高めになること。また入居の際、Social Security Number(SSN)などを求められ、また家主によっては留学生ということで多めのDepositを要求してくることがあるかもしれません。
私も大学院卒業後、初めて大学の外に出てアパートを借りる際に苦労しました。また就職活動中だったので、アパート側は私に多めのDepositを要求、さらに銀行口座の明細まで提出しなければいけませんでした。さらに懇意にしている大学教授からも一筆書いてもらい、外国人でニートであると社会的信用がないものだなと痛感いたしました。
現在の法律では、留学生はSSNを取得できませんから、SSNなしでアパートを賃貸しようとすると管理者側は眉をひそめるはずです。加えて、アパートから大学に通うとなると車が必要になりますし、大学に駐車しようにも別途月極駐車券を購入しなければいけません。かなりコスト的に高く付くことになると思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。すべてのことにはメリットデメリットがあるので、これから留学をなさる留学志望者の方の一助になれば幸いです。アメリカの場合、多くの留学生は、米国に到着した直後は寮に住み、気の利いた友人を見つけるとアパートやOff Campusのアパートに移っていくようです。
よって引っ越しを繰り返すことになりますが、引っ越しも留学生活の一部。日本の学生と比べて頻繁に引っ越しをする米国学生生活に驚かれると思います。参考になさってください。
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この記事を書いた人
初めまして!日本の大学を卒業した後、米国の大学院に留学し漂流し続けること10数年。今年で米国生活16年目になります。お笑い好きの40男が加齢臭を漂わしながら、ミシガン州デトロイト近郊から海外生活と留学の知恵や経験をお届けします。