ニュージーランドの大学で夏季休暇中に単位を取得できる「サマーコース」とは?
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ニュージーランドの大学では夏季休暇を利用して単位を取得できる「サマーコース」があります。ひょんなことから大失敗をし、サマーコースを受講することになった筆者が、サマーコースについてご紹介します。
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専攻コースの教科数をひとつ少なく受講し単位が不足!
まず、筆者が留学していたニュージーランドのカンタベリー大学では一年間に受講する科目が8コースと決まっていました。これはニュージーランド国内ではどこの大学も同じです。卒業するまでに24コース決められた科目をパスすることが絶対です。なので、最短で3年間で卒業できるということになります。場合により4年制のものもあります。
筆者は1年生のとき、1年間で8コース取らなければいけないことを知らないで、7コースしかとらなかったのです。学生ビザでは最低7コース取っていれば、フルの学生とみなされるので特に何の問題もなく、イミグレーションから警告も来ませんでした。なので、まったくそのことに気づかずに2年過ぎてしまいました。
2年生の最終学期が終わるころ、初めて友達と成績の話をして異変に気付きました。「何かお前の教科2つ俺のと少なくね?」この友達の言葉に一瞬場が凍り付いたのを今でも覚えています。それもそのはず、1年で7コースしか取っていないのですから、皆と2教科も出遅れていたのです。これでは3年で大学を卒業でできずに4年目に突入することになってしまいます。
「もう手遅れだ!」と悩んでも後悔しかありませんでした。しかし、こんな筆者を救うたったひとつの方法があったのです。それは、サマーコースでした。
サマーコースで不足分の単位を取得
サマーコースとは、その名の通り夏期講習です。ニュージーランドは日本と季節が真逆なので11、12月は夏にあたります。大抵早い人だと、11月の頭から2月の頭まで夏休みに入ります。なんと3〜4ヶ月も休みがあります。
その期間中、コースは限られていますが大学で授業を受講できるのです。その変わり、週5日間みっちり勉強です。筆者はここで不足分の2教科を補うしかありませんでした。いつもは、長期休暇ということで日本に帰って楽しい日々、勉強を忘れることができる生活を送れるはずでした。
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コースが合っていれば他の大学でも受講が可能
サマーコースを取れるかどうかは、大学側としっかり相談しないといけません。自分の大学で取りたいコースがあればいいのですが、ない場合があります。筆者の場合はこれにあたったので、他の大学で受講することに。同じクライストチャーチにあるリンカーン大学でこの不足2教科分を受講しました。
ここで注意すべき点は、在学している大学のコースと他の大学のコースが等しいコースかということです。
これで晴れて、コースをパスすると在学している大学に単位を移行できます。しっかりと大学側とその点を確認しないと、単位を移せず何のために勉強したのかと無意味なことをしてしまいます。
まとめ
いかがでしたか?筆者は休暇を犠牲にして、なんとか2教科の不足分を取り戻すことができました。もしこれが、最終学年だったらと思うとぞっとします。
筆者の経験上、サマーコースで一度に勉強できるのは2教科ぐらいだと思います。普通のコースを短期間で倍の速さで勉強していくためです。なので、2教科とった場合は実質普通時の4教科とっている時の勉強量とさほど変わらないのです。
大学留学を考えている方は、こういった点も気を付けて受講することをおすすめします。サマーコースをうまく利用するのも一つの手かもしれませんね!
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この記事を書いた人
高校1年生から大学卒業まで約8年間、南島のクライストチャーチで勉強をしていました。留学はイメージしているものとは限りません。楽しいことがあれば、もちろん悩み、苦しいときもあります。そんな知って得する情報を皆さんに提供できたらと思います。大学をストレートで卒業した経験など、勉強方法、生活、環境など皆様のお役に立てることを発信していきますね!