お菓子を食べられるのは週に1回!?スウェーデンの食に関する3つの国民的習慣
16021
View
スポンサーリンク
日本でも「お菓子を食べるのはこの日だけ」「毎週金曜日はカレーの日」など独自のルールがある家庭はあるかもしれません。しかし、スウェーデンではなんと国内全体でいくつかの習慣が存在します。今回は3つの食に関する習慣を紹介していきます。これらを知ることで少しでもスウェーデンの暮らしぶりを感じていただきたいです。
スポンサーリンク
1.毎週木曜は「豆スープとパンケーキの日」
木曜になると、学校のカフェテリアやレストランで「豆スープとパンケーキ」のセットをよく見かけます。これはなんと500年以上前から続く伝統です。
カトリック教徒が多かった当時、毎週金曜日は断食の日となっていました。そのため前日である木曜日に、栄養価の高い豆とエネルギー源になる豚肉の入ったスープ、そして生クリームとジャムを添えた薄くモチモチとした食感のパンケーキを食べることで、断食に備えていたのです。今は断食の習慣はありませんが、この豆スープとパンケーキの伝統だけが残り、多くの人に愛されているのです。
2.毎週金曜は「タコスの日」
スウェーデンのスーパーで気付くこと。それは、店に入るとトルティーヤ・タコスソースがズラーッと並んでいることです。その謎が解けるのが金曜日!スウェーデンでは金曜日の夜、多くの家庭がタコスを食べます。
元々はある企業の宣伝によるものだという噂も。準備が簡単で、各々が好きな具材を包めて、皆んなで楽しんで食事ができる点が、週末に家族や友人と楽しく過ごすことが大好きなスウェーデン人にウケたようです。また、スウェーデンにはベジタリアンやビーガンの人も多いので、大人数のパーティーで材料を気にしなくて良い点も、人気に火をつけた理由の1つでしょう。
スポンサーリンク
3.毎週土曜は「お菓子の日」
スウェーデンの人々はグミやチョコなど甘いお菓子が大好き。どこのスーパーでも量り売りのグミやキャンディーが置いてあり、大人もニコニコしながらお菓子を買っています。
しかし、スウェーデンの子供がお菓子を好きなだけ買って食べられるのは土曜日だけ!(家庭によって毎日オッケーなところもありますが。)あまーいお菓子には虫歯の原因となる砂糖が多く含まれています。
そのため50年ほど前から、子供にお菓子を与えるのは毎週土曜日だけにしようという予防歯科キャンペーンが始まり、それが今でも続いているようです。大人の中にもこの習慣を続け、土曜日にしかお菓子を買わない人もいるそうです。
最後に
実際、土曜日にスウェーデンのスーパーを訪れると、多くの子供達が楽しそうにお菓子を袋に詰めているのを見かけます。また筆者自身も、金曜日にタコスパーティーに招待されたことがあります。こういう習慣ってなかなか現地でないと知ることができないですよね。ぜひこの記事をきっかけにスウェーデン留学に興味を持っていただけたら幸いです。
スポンサーリンク
スウェーデンの人気記事
文化の人気記事
この記事に関するキーワード
この記事を書いた人
東京で暮らす大学生。8月からスウェーデンに留学予定。世界中を旅するのが目標!