アメリカビジネススクール留学でMBAを取得するには?ーアメリカビジネススクール留学
19785
View
スポンサーリンク
アメリカには世界のMBAの在学生の60%が集まっていると言われるほど、ビジネススクールの数が充実しています。今回は、そんなアメリカのビジネススクールに関する情報をまとめていきたいと思います。
スポンサーリンク
アメリカ留学をする上で、留学費用の計算や滞在先の都市の下調べが必要になると思います。アメリカ留学に関する詳細を知りたい方は、まずはこちらの記事『アメリカ留学』で確認してみましょう。
ビジネススクールとMBA
ビジネススクールとは、経営学修士(Master of Business Administration, MBA)を取得できるビジネス系の大学院の総称です。MBAの資格は国家試験や検定を受けて取得することができず、ビジネススクールを卒業することのみで取得することができます。
入学条件
ビジネススクールへ出願する際は、TOEFL iBTやGMATのスコアやエッセイを提出することで審査が行われます。入学時に英語力が不足していない場合でも、卒業までに英語力を試験結果などで証明することを条件に入学する(条件付き合格)ことができるので、募集要項をよく確認するようにしましょう。
新卒・大学生の場合
アメリカ以外のビジネススクールでは、入学条件として職業経験が1〜3年必要な場合があります。しかし、起業家大国アメリカでは、職業経験がなくても出願できるビジネススクールが数多くあります。ビジネススクールに通いたい新卒の社会人や大学生の方は、アメリカのビジネススクールへ留学することをお勧めします。
準備
MBAの準備にかかる期間は10〜24ヶ月かかると言われています。前半はTOEFLやGMATなどのテストで高得点を出すための準備をし、そのスコアを元に後半で出願手続きや学校ごとのエッセイ対策をしていきます。また、下記で説明するGPAの提出も必要となります。
GPA
GPA(Grade Point Average)とは、0.0〜5.0のスコアで表す成績評価指標のことで、欧米の教育機関で広く用いられています。日本の大学の6割以上でGPAが採用されており、アメリカのビジネススクールへ進むためには最低でもGPAが3.5〜4.0必要になります。大学にいる時からビジネススクールへ留学することを考えている方はGPAを意識して授業を受けるようにしましょう。
試験
TOEFL
ビジネススクールへの出願時にスコアの提出が必要な試験の一つに、TOEFLがあります。TOEFLの試験タイプは複数ありますが、一般的に求められるのはリーディング・ヒアリング・スピーキング・ライティングの4部構成から成るTOEFL iBTです。トップクラスのビジネススクールはTOEFLのスコアで足切りをすることが多いので入念に試験勉強をしておきましょう。
GMAT
GMATとはネイティブを含む大学院志望の人に向けて行われる総合学力テストです。試験は①AWA(ライティング)②Integrated Reasoning(総合分析能力テスト)③Quantitative / Math(数学能力テスト)④Verbal(言語能力テスト)の4部構成になっており、800点満点でスコアで測定され、オンライン受験が基本です。
平均スコア
アメリカのトップレベルのビジネススクールのTOEFL iBTとGMATのスコアをまとめて見ました。これらの試験のスコアの提出を求めないビジネススクールもあるので、各学校の募集要項をよく見ておきましょう。
ビジネススクール名 | TOEFL iBT 平均スコア | GMAT 平均スコア |
---|---|---|
Stanford Graduate School of Business | 100 | 730 |
Harvard Business School | 110 | 725 |
Wharton School of the University of Pennsylvania | 110 | 730 |
Columbia Business School | 110 | 715 |
MIT Sloan School of Management | 100 | 715 |
The University of Chicago Booth School of Business | 104 | 725 |
Haas School of Business | 68 | 715 |
Fuqua School of Business | - | 695 |
Kellogg School of Management | 109 | 725 |
塾・予備校で試験対策を!
TOEFLやGMATのスコアを自己流の学習だけで向上させるのには大変な労力を要します。ビジネススクール専用の塾や予備校も存在するので、気になる方はチェックしてみましょう。
スポンサーリンク
ランキング
アメリカのビジネススクールのランキングは、毎年アメリカの大衆紙から発表されています。特に以下の3社の出すランキングは日本でも翻訳され注目を集めています。
特に以下の2つのビジネススクールは最高峰のビジネススクールとして有名です。
ハーバード・ビジネス・スクール
ハーバード・ビジネス・スクールは、世界最難関のビジネススクールと言われています。楽天の三木谷氏やライフネット生命の岩瀬氏などの日本人経営者も、このハーバード・ビジネス・スクールの卒業生です。
名称 | Harvard Business School(ハーバード・ビジネス・スクール) |
---|---|
国・都市 | アメリカ / マサチューセッツ州 / ボストン |
学校形態 | 大学院 |
住所 | 117 Western Ave, Allston, MA 02134 アメリカ合衆国 |
電話番号 | (617) 495-6155 |
公式サイト | http://www.hbs.edu/ |
口コミサイト | https://ablogg.jp/school/3457/ |
コロンビア・ビジネス・スクール
アメリカのアイビーリーグの一つであるコロンビア大学のビジネススクールです。日本人の卒業生にはキッコーマンやロッテ、資生堂など大手企業の役員の方が多くいます。
名称 | Columbia Business School(コロンビア・ビジネス・スクール) |
---|---|
国・都市 | アメリカ / ニューヨーク州 / ニューヨーク |
学校形態 | 大学院 |
住所 | 3022 Broadway, New York, NY 10027 アメリカ合衆国 |
電話番号 | 212-854-5553 |
公式サイト | http://www.gsb.columbia.edu/ |
口コミサイト | https://ablogg.jp/school/7860/ |
短期での留学
MBAを取得することにこだわらなければ、ビジネススクールの短期プログラム(エグゼクティブプログラム)で短期留学をすることができます。エグゼクティブプログラムは、学びたい分野について短期集中で学べることで各国の留学生に人気を集めています。
費用・学費
学費
ビジネススクールの学費をレベル別に大きく分けるとこのようになります。
ビジネススクール | 学費(2年間) |
---|---|
ランキング上位校 | 800〜1000万円 |
中堅レベル | 400~800万円 |
州立、留学生向け | 200〜400万円 |
学費の安いビジネススクール
学費がかかると思われがちなビジネススクールですが、アメリカには400校を超えるビジネススクールが存在していると言われ、中には学費が2年間で200万円代のビジネススクールも存在します。
ブログ
ビジネススクールに関する情報は、留学生が発信しているブログからも集めることができます。特にトップレベルのビジネススクールとなると情報収集が難しいので、以下のようなブログを参考にしてみるといいでしょう。
『Chicago Booth Japan Club』
The University of Chicago Booth School of Businessに在学する学生らが運営しているブログ。授業の様子や受験対策についての情報収集が可能です。
シカゴ大学ビジネススクール(シカゴGSB)MBAコースの日本人アプリカント・合格者向けサイト。日本人在校生のGMAT・TOEFLスコアも公開しています。
- Chicago Booth Japan Club
まとめ
MBAはどこのビジネススクールで取得したかが社会評価の基準になってきます。世界のトップレベルのビジネススクールでMBAを取得することは、それだけでブランドになることでしょう。自分の留学プランに合った最高のビジネススクールを見つけてくださいね。
スポンサーリンク