アメリカ留学の費用は?留学前に知っておきたいアメリカ留学費用の相場
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留学計画を決める上で一番重要となるのが留学費用ですよね。アメリカ留学にかかる費用を計算する前に相場を知っておくことは重要です。今回の記事では、アメリカ大学留学、大学院留学、高校留学、中学留学、語学留学にかかる学費から、ホームステイにかかる費用・保険代・航空券代の平均的な金額をまとめてみましたので、渡航前にぜひ参考にしてください。
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留学費用をチェックする前に
アメリカの留学費用を調べる上で、「どんな学校があるのか」「留学先の都市はどこがおすすめなのか」など考えることは多いと思います。アメリカ留学を通して、どんな場所でどんな勉強をしたいかをある程度決めてから、費用を検討してみることをおすすめします。
ではここからは、さまざまな留学タイプごとの留学費用を見ていきたいと思います。
大学留学
アイビーリーグを始めとする世界トップレベルの名門大学が数多くひしめきあっているアメリカ。国際人なら身に付けておきたいリベラルアーツを学べるアメリカ大学留学は、多くの日本人に人気の留学です。
アメリカの大学の学費は世界的に見ても高額と言われており、アイビーリーグなどの難関名門私立大学となると年間500万円以上かかるようです。しかしスタンフォード大学などのアメリカのトップ大学では、奨学金制度が充実しているのが当たり前。家庭の経済状況によっては、学費が免除になることもあります。
同じく、世界トップクラスの教育・研究施設が整ったハーバード大学では約55%の学生が奨学金を受けています。日本ハーバードクラブ(ハーバード大学卒業生の団体)が紹介しているように、経済的な事情で入学を諦めることがないよう手厚い奨学金制度を設け、世界中の優秀な学生に門戸を開いています。
その他には、州立大学や2年制の大学であるコミュニティカレッジ(以下、コミカレ)を留学先にすることで留学生でも費用を抑えることができます。
1年間の学費 | 文系 | 理系 | 芸術・音楽系 |
---|---|---|---|
州立大学 | 100〜250万円 | 150〜350万円 | 150〜400万円 |
私立大学 | 200〜400万円 | 250〜450万円 | 300〜450万円 |
コミュニティカレッジ | 35〜120万円 | 50〜150万円 | 80〜200万円 |
学費の安い大学
4年制大学では学費が高いため、学費を抑えるためにコミカレに通ってから4年制大学に編入するケースはとても多いです。コミカレから有名大学へ編入するためにはコミカレでの相当の努力が必要になりますが、人によっては4年制公立大学の学費と比較して年間4割も安く抑えられることもあります。
例えば、サンフランシスコにあるカリフォルニア州立のコミカレに通う学生の留学費用を見てみると、学費は月々$1,300ほど。また、私立大学ではなく州立大学に通うことで留学費用を抑えることもできます。各学校の学費やその学校の周辺地域での生活費に関する情報は口コミを確認したり、経験者に直接質問してみると良いでしょう。
また、口コミは学校についてだけでなく留学斡旋会社(留学エージェント)についても注目して情報集めをするようにしましょう。留学の契約を仲介する留学エージェントの中でも、アメリカ留学を扱う業者は数え切れないほどありますが、近年その留学エージェントに関するトラブルも数多く発生しています。利用する際は、口コミなどを活用して信頼できる斡旋業者かどうかしっかりと見極めて、利用する場合も留学のすべてを任せてしまうのではなく自分も留学に関する知識を持つことでトラブルを回避できるようにしましょう。
大学院留学
アメリカの大学院の数は日本の6倍と言われ、それほど数多く選択肢が存在しています。超一流の環境が整ったアメリカ大学院での留学は、自分の興味と求めるキャリアに合ったカリキュラム選択をすることができます。日本と同様、芸術系や音楽系の大学院は学費が高くなる傾向があります。
1年間の学費 | 文系 | 理系 | 芸術・音楽系 |
---|---|---|---|
州立 | 60〜140万円 | 80〜200万円 | 100〜250万円 |
私立 | 130〜200万円 | 170〜300万円 | 200〜400万円 |
費用が安い大学院に留学するには?
アメリカの大学院生は学内でティーチングアシスタントやリサーチアシスタントの仕事をして給料をもらえることができるので、留学費用を補うことができます。また、研究者として博士課程に進学することで学費の免除、さらに生活費が支給される制度もあります。
大学院留学をする日本人をサポートする団体もあり、大学院留学に関する情報や留学生ネットワークも構築しています。そういった団体から費用に関する情報を集めるのも良いでしょう。
高校留学
大学からではなく、もっと早いうちに教育水準の高いアメリカの高校へ留学することにより、周りと大きく差をつける日本人も増えています。日本の高校によっては高校留学のプログラムを提供していたり、1年間の交換留学という選択肢もあったりします。また、高校留学プログラムを破格の費用で提供する団体もあるのでチェックしてみましょう。
アメリカでは高校までが義務教育であるため、私立高校やボーディングスクールはエリート養成機関であるという認識が日本よりも強くあります。特にテンスクールと呼ばれる10校は、イェール大学など難関大学への進学者を毎年数多く輩出している名門ボーディングスクールです。教育のレベルが高くなる分、学費もそれ相応に高くなります。
高校の種類 | 半年間の学費 | 1年間の学費 |
---|---|---|
公立高校 | 50〜150万円 | 100~300万円 |
私立高校 | 100〜200万円 | 200〜400万円 |
ボーディングスクール | 150〜300万円 | 300〜600万円 |
中学留学
高校と同様、アメリカの私立中学校やボーディングスクールはエリートを育てるための教育機関という認識が強く、学費も日本より高い学校が多いのが特徴です。その分、アメリカのエリート家系の生徒と共に学校生活を送ることができるので、アメリカ中学留学にはその学費に見合うだけの十分な価値があると言えるでしょう。
中学校の種類 | 半年間の学費 | 1年間の学費 |
---|---|---|
公立中学 | 30〜50万円 | 60~100万円 |
私立中学 | 70〜100万円 | 150〜200万円 |
ボーディングスクール | 100〜250万円 | 200〜500万円 |
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語学留学
アメリカの語学学校では1ヶ月など短期で語学留学をすることができるので、忙しい社会人の社会人留学や長期休暇中の学生の留学にとても人気があります。また、他の教育機関と比べて費用を抑えて留学できるのも魅力です。
費用(USD) | 1ヶ月 | 3ヶ月 | 半年 | 1年 |
---|---|---|---|---|
語学学校 | 17〜25円 | 50〜75万円 | 100〜150万円 | 200〜300万円 |
授業料の安い語学学校を探すには?
アメリカには留学生向けの語学学校の数が多いため、授業料の安さを売りにしている語学学校が多くあります。また、生徒を呼び込むためにキャンペーンやプロモーションも頻繁に行っており、タイミングが合えば格安の授業料で語学学校に行くこともできます。アメリカの語学学校を探す際は学校に直接手続きできるサイトを利用すると、学校スタッフとのやりとりを通して格安のコースやキャンペーン情報を得られます。
さらに、自分で手続きできれば留学エージェントの仲介料を節約できるのも大きなメリットです。留学業界には法規制がなく、倒産すれば学費の未払いが発生するリスクがある業者や、誤解を招く不明瞭な広告宣伝を行う業者も少なくありません。これまでに訴訟に発展した事例もあります。その留学エージェントのリスクやトラブルを回避して自分で手続きができれば、お得な語学留学になると言えるでしょう。
ホームステイなどの住居費
アメリカのホームステイにかかる費用は3食付きで1ヶ月あたり10〜15万円が相場です。学生寮やシェアハウスなどのアパートに住めば家賃自体は安くすることができます。都市圏に行けば行くほどこれらの家賃は高くなる傾向があります。
滞在先 | 家賃(1ヶ月) |
---|---|
ホームステイ | 10〜15万円 |
学生寮 | 5〜6万円 |
アパート | 4〜6万円 |
留学にかかる生活費
交際費や食費を含めると、1ヶ月あたりの生活費は3〜7万円ほどが相場です。生活費用は、ニューヨークやロサンゼルスなど都市圏に行くほど高くなる傾向があります。例えば、ロサンゼルス留学の場合、食費だけでも月に2〜5万円は使ってしまうこともあるようです。節約したい方は自炊を心がけるようにしましょう。
生活費の節約方法
自炊はもちろん、食材の買い出しは週に1回にまとめてすることで節約する人もいます。またホームステイではなくルームシェア、さらに洗濯はルームメイトと同時に行うなどの細かな工夫もあります。
学校では、教科書を友人から借りたり中古を買ったりする工夫や、教科書をレンタルできるサービスを活用する人もいます。また、ビザによっては現地でアルバイトを探して働くことができる場合もあります。
こういった節約方法は、実際の留学経験者がやった節約方法からたくさん仕入れておくことが大切です。
保険代
留学するにあたって海外旅行保険に加入する必要があります。保険料は1ヶ月あたり15000円〜20000円ほどが相場です。90日以内の短期留学であれば、クレジットカードの付帯保険を利用することもできます。
海外旅行保険を扱っている会社には、AIU海外旅行保険留学生プランや、損保ジャパン日本興亜海外旅行保険、ジェイアイ傷害火災保険 t@biho、三井住友海上海外旅行保険などがあります。
航空券代
アメリカ行きの航空券代の相場は往復10〜30万円ほどで、早期購入すると安くなることがあります。最近では格安航空会社(LCC)も増えてきており、プロモーションやキャンペーンなどを利用するとさらに安く渡航することができます。
航空券を安く抑える方法
注意したいのは、少し安いからといって見聞きしたこともない仲介会社から航空券を買うのは避けたほうが良いということです。悪質な会社の場合、トラブルに巻き込まれたり倒産して返金もされかったりという結果になりかねません。
航空券は今や代理店を使わずに買える時代です。海外格安航空券をオンライン予約ができるexpediaはすでに有名ですが、その他にも格安航空券の購入サイトであるFlightHubを使う方法や、KAYAKを使う方法もあります。
さらに、留学期間によって変わる荷物の量や、一時的に日本に帰国するかどうかによっても、それぞれの留学に対するお特な航空券は変わってきます。まず荷物はできる限り最小限にするよう工夫して、料金を安くしましょう。スーツケースに入り切らない荷物は、後日家族にアメリカの安い郵送方法を活用して送ってもらうのも良いかもしれません。
早めに買うほど安い航空券がある可能性が高いので、早めに具体的な留学計画を決めることで効率的に航空券を購入できます。
まとめ
アメリカ留学の費用はいつも「高い」と思われがちですが、工夫次第で留学費用を抑えて留学することができます。特に大学留学を資金面で諦めようとしている人には、コミカレからの編入も検討してみてほしいと思います。
このように今まで自分が知らなかった情報を知れば知るほど、アメリカ留学の費用を抑えてより充実した留学にできる可能性が高まります。最新の情報を入手したり、学校スタッフと直接会って相談したい場合には、アメリカ大使館が開催するアメリカ留学フェアへの参加がおすすめです。各種セミナーも充実しているため、アメリカ留学のあらゆる情報が一気に手に入るイベントです。
留学前には航空券・保険料・学費、留学中には生活費・食費を少しでも安く抑えられるような工夫ができれば、全体の留学費用は変わってくるはずです。確かにアメリカ留学にかかる費用は安くありません。ですがそれだけの価値がある経験になるでしょう。そのために常に留学費用に関する情報をよくチェックし、最高の留学生活を送ってくださいね。
また、この記事ではあまりお伝えできなかった奨学金についても、ぜひたくさん情報を集めて絶好の留学のチャンスを逃さないようにしてください!
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