スペイン語を発音するとき、どこにアクセントを置けば良い?上手なスペイン語の発音の仕方

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スペイン語を正しく発音するためには、どこにアクセントを置けば良いかがわかっていなければなりません。そのルールと、スペイン語のリズム感についてお伝えいたします。

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前回の記事「スペイン語のアルファベットの読み方とそれぞれの文字の発音の仕方」でスペイン語の文字の発音の仕方についてご紹介しました。今回はスペイン語の発音のアクセントの置き方についてご紹介します。

アクセント記号がついている場合

アクセント記号がついている場合は、その部分にアクセントを置いてください。

例:café(読み方:カフェ/意味:コーヒー)
「フェ」にアクセントを置いて発音してください。

アクセント記号がついていない場合

単語の最後の文字が a,e,i,o,u(母音)か、子音の「n」または「s」のときは、単語の後から数えて2番目の母音にアクセントを置いて発音します。

例1:manzana(読み方:マンサナ/意味:りんご)
「サ」にアクセントが来ます。

例2:Carmen(カルメン・女性の名前)
「カ」にアクセントが来ます。

例3:lunes(読み方:ルネス/意味:月曜日)
「ル」にアクセントが来ます。

単語の最後の文字が「n」「s」以外の子音のときは、単語の一番後の母音にアクセントを置いて発音します。

例:papel(読み方:パペル/意味:紙)
「ペ」にアクセントを置いて発音します。

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2重母音、3重母音について

2重母音、3重母音のときは、母音1個と数えます。しかしながら、母音が組み合わさっても2重母音とならない場合があります。そこで少し説明が必要になってきます。

まず、母音は二つの種類にわけることができます。
a,e,oが強母音、
i,uが弱母音です。

強母音が二つ組み合わさった時は、2重母音ではなく、母音二つと数えることを覚えておいてください。

例:paseo(読み方:パセオ/意味:散歩)
「セ」にアクセントが来ます。

2重母音には「強母音・弱母音の組み合わせ」「弱母音・強母音の組み合わせ」「弱母音・弱母音の組み合わせ」があります。2重母音にアクセントが来る場合、強母音が入っている時は、強母音にアクセントを置きます。

例1:aire(読み方:アイレ/意味:空気)
「ア」 にアクセントが来ます。

例2:asiento(読み方:アシエント/意味:席)
「エ」にアクセントが来ます。

弱母音二つの組み合わせのところにアクセントが来る場合は、2番目の弱母音にアクセントを置いてください。

例:ruido(読み方:ルイド/意味:騒音)
「イ」 にアクセントが来ます。

3重母音の中では、強母音が強くなります(複合語の場合はこれに限りません)。

例:Miau(読み方:ミアウ/意味:にゃあ・猫の鳴き声)
「ア」 にアクセントが来ます。

スペイン語のリズムについて

続いて、スペイン語を発音するときのリズムについて、前に挙げた例などを用いて説明いたします。音楽のリズムのように、拍子で考えてみたいと思います。

例えば「café(カフェ)」は2拍で「フェ」にアクセントが来ます。指でトン・トンと2回テーブルをたたくとき、最初のトンで「カ」、二つ目のトンで「フェ」と言います。これは簡単ですね。

では次に「manzana(マンサナ)」は2拍でしょうか、3拍でしょうか、それとも4拍でしょうか?発音上の小単位を「音節」と言って、単語を「子音+母音」や「子音+母音+子音」のような音節に小分けすることができます。

「manzana(マンサナ)」の場合は「man-za-na」となるので3拍となります。「サ」にアクセントを置いて発音していても「man-zana」と2拍だったり、「ma-n-za-na」と4拍で言うとスペイン語らしいリズムになっていないわけです。

もう少し長い言葉「diccionario(読み方:ディクシオナリオ/意味:辞書)」はどうでしょうか?「dic-cio-na-rio」で4拍で「ナ」にアクセントを置きます(2重母音が二つ入っていますね)。「ディ・ク・シ・オ・ナ・リ・オ」と7拍になったりしないよう気を付けてください。

「Carmen(カルメン)」は「Car-men」と分けられて2拍です。

「lunes(ルネス)」はどうでしょうか?カタカナで書くと「ルネス」で「ル」にアクセントを置くわけですが、音節で分けると「lu-nes」となるので2拍で「ル・ネス」と言ってください。

次の例「papel(パペル)」は最後の母音にアクセントが来るのですが、これも「pa-pel」で2拍です。「pa-pe-l」ではありません。

「Paseo(パセオ)」の「eo」は2重母音ではないので、これは「pa-se-o」で3拍で「セ」にアクセントが来ます。

次の例「asiento(アシエント)」は2重母音が一つの母音と数えられるので「a-sien-to」で3拍で「エ」にアクセントが来ます。

「ruido(ルイド)」も2重母音が入っていますから「rui-do」と分けて、2拍で「イ」にアクセントが来ます。

「miau(ミアウ)」は3重母音ですからこれは1拍で「ア」にアクセントです。

まとめ

スペイン語のアクセントとリズムがわかっていただけましたでしょうか?ここに書かれたアクセントの規則とリズムをしっかり自分のものにすれば、スペイン語のネイティブの人と同じように正しく発音することができます。

スペイン語の文字を見て、どのように読んだら良いのか がわかるというのはうれしいものです。ご自分の日本語の名前を、スペイン語圏の人はどのようにアクセントをつけて言うだろうか?と考えてみるのも楽しいかもしれません。

スペイン語を好きになる方が、一人でも多くなることを心から願っています。

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この記事を書いた人

トキワガシ
トキワガシ

2人のオーストラリア生まれの娘を持つ母親です。ブリスベン近郊のイプスウィッチ市に移住して17年になります。メキシコの大学出身で、「メキシコ人」という本を出しています。それも含めた経験や知識が役立つことを祈って発信していきたいです!

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