留学成功の秘訣は住環境?メルボルンで「家探し」3ステップ
9843
View
スポンサーリンク
留学する時、誰もが心配するコト。それは住む場所が見つかるかどうか!今回はメルボルンの大学院に留学している筆者の体験を元に、家探しにおけるポイントを紹介します。
スポンサーリンク
1.家の種類を決める
家探しの第一歩として、自分がどの種類の家に住みたいのか考えましょう。私は今回の留学にあたって学生寮とシェアハウスを検討しました。それぞれメリット、デメリットがあります。
学生寮
大学によっては学部生専用の学生寮、院生専用の学生寮があります。基本的にはキッチン、トイレなど共有スペースと個室のプライベートスペースに分かれています。中には個室をルームメイトとシェアするタイプもあります。
私が通うモナッシュ大学には通常の寮に加えて、スタジオアパートという完全に一人暮らし用の住居施設もあります。賃料はそれぞれ異なりますが、シェアする部分が多いほど安くなる傾向にあります。
ー 学生寮のメリット ー
- 大学に近い
- 大学が運営しているので信頼感がある
- 同じ大学に通う仲間達との絆が深まる
- 学生寮ならではのイベントがある
ー 学生寮のデメリット ー
- 生活が大学周辺だけで終始する可能性がある
- 学部生、院生が混ざった寮だと生活スタイルの違いでお互いにストレスがたまる可能性がある(大学院では夕方〜夜の授業が多いため、帰宅後に課題をする際に学部生がパーティーをしていて集中できない、など)
- 大学によっては夏休みなど長期休みの間、寮を出ないといけない
シェアハウス / フラットシェア
学生寮以外だと、複数人で一軒家をシェアするパターンがほとんどです。オーナー自身が一緒に住むタイプや、オーナー不在でシェアメイトだけで住むタイプもあります。
ー シェアハウスのメリット ー
- 学生寮よりも賃料が安い物件もある
- 生活圏が広がる
- スーパーの近くがいい!など周辺環境を選べる
- 学生以外の人とも関わりを持てる
- オーナー同居タイプなら、何か問題があった際にすぐに相談できる
- 寮よりも気軽に退去できる(但し、住む家によって退去ルールは異なる)
ー シェアハウスのデメリット ー
- 大学から距離があると電車やバスの利用で交通費がかかる
- ひどいオーナーが運営する物件もある
- 家や家具などのクオリティにばらつきがある
私は、日本で社会人をしていた時、住む場所と働く場所(勉強する場所)があまり近すぎない方が気分転換になって上手くいったので、今回の留学では学生寮ではなく、シェアハウスを選びました。それぞれのメリット、デメリットを吟味して自分の生活スタイルに合った家を選びましょう。
2.理想の住環境を考える
多くの留学生が「せっかくなら英語環境に常に身を置いて英語力を伸ばしたい!」「日本語をあまり話さない環境の家を選びたい!」と思うでしょう。もちろん、どんな基準で選ぶかは人それぞれ。間違いなどありませんが、私は最初の住みかとして、あえて日本人オーナーの家を選びました。理由としては主に3つあります。
① 気軽に相談できる
初めての土地はわからないことだらけ、生き抜くためには情報収集がとても大切です。そんな時、日本語が母国語のオーナーに色々と話が聞けるのは、効率よく有益な情報を集める上で強みです。この地に長年住んでいる日本人の先輩のお力を存分にお借りして、まずは生活を落ち着かせましょう。
② オンとオフを使いわける
社会人として働いた経験から感じることですが、常に気を張って頑張り続けることは難しいですよね。また、それが必ずしも良い結果を産むとは限りません。「意識して休むのも仕事のうち」とよく上司に言われたものですが、長期的に、高いパフォーマンスを維持していくためには、頑張る所、息抜きをする所をしっかりと意識して使い分けることが大切だと思います。
私の中では、学校はこれでもか!というくらい英語を積極的に使い、頑張りまくる場所。一方、帰ってくる家はしっかりと自分を休ませ、パワーを蓄える場所。そのように決めたので、家の中ではできるだけストレスフリーな状況を確保したいと思い日本人オーナーの家を選びました。(私も10代〜20代前半なら全部英語!というガッツもあったのだと思うのですが…。)やはり自分の性格と状況にあった場所を選ぶのが大切だと思います。
特に日本人は頑張り屋さんが多いので、英語を使わなきゃ!と気負いしすぎ、それがストレスになって、全体のパフォーマンスが下がってしまう人も少なからずいます。そんな人は、家に帰ったらとりあえず気が抜けて、言語のストレスなく休める場所が確保されているだけで、その分家の外では積極的に頑張ることができるのではないでしょうか。
③ 家が綺麗
ほとんどの日本人オーナーの家は靴を脱いで家に入る、いわゆる日本式の生活スタイルで、家はとても綺麗です。現地の生活スタイルを体感したい方には向かないかもしれませんが、私にとって綺麗なお家に住めるのは精神衛生上とても重要です。
スポンサーリンク
3.家を探す
学生寮を選ぶ人は大学のウェブサイトから情報をチェックし、学校に直接申し込みをします。シェアハウスを選択する人は、シェア情報を掲載するウェブサイトをチェックします。どのようなサイトがあるのか、それぞれのサイトの特徴を知りたい方は『メルボルンでシェアハウスを探す時に役立つウェブサイト3選』の記事がすでにあるので参照してください。
以下、実際にシェアハウスを探す場合における手順をまとめました。
① オーナーに連絡するのは渡豪1〜2週間前がオススメ
オーナーはすぐに入居できる人が優先します。早く連絡を取りすぎると、実際に現地に行くまでに入居者が決まってしまう可能性があり、具体的な話を進め辛いのです。ただし、お金をいくらか支払えば部屋をキープしてくれる、というケースもあります。
② 内覧(インスペクション)を予約する
日本でいう内覧をするためのオーナーと日時を事前にやり取りして決めます。現地に着いたら実際にお家を見て気に入れば契約します。基本的には早い者勝ちなので、もしもインスペクションの日時を決めていても先に入居者が決まってしまうケースもあります。そのため複数のお家のインスペクションを予約することをお勧めします。
私の場合は例外的でインスペクションなしで、日本にいながら部屋を決めました。あまりスタンダードなやり方ではないですが、オーナーが日本人だったこと、メールのやり取りの内容や対応から誠実な人柄が見えたので、インスペクションなしでも決めてしまいました(渡豪までのお部屋のキープ代も払う必要はありませんでした!)。家探しはご縁!あまり基本に縛られすぎないことも大切です♪
最後に
家探しで大切なことは、安易に妥協しないことだと思います。せっかく毎日帰ってくる場所ですから、自分にとって居心地のいい環境を可能な範囲で追求してください!必ずご縁のある素敵な家が見つかるはずです。
名称 | Monash University(モナシュ大学) |
---|---|
国・都市 | オーストラリア / ビクトリア州 / メルボルン |
学校形態 | 大学大学院 |
住所 | Monash University, Wellington Rd メルボルン 3168 |
電話番号 | +61 3 9902 6000 |
公式サイト | http://www.monash.edu.au/ |
口コミサイト | https://ablogg.jp/school/7885/ |
スポンサーリンク
メルボルンの人気記事
大学留学の人気記事
この記事に関するキーワード
この記事を書いた人
2016年5月よりオーストラリア Monash大学 Mater of TESOL専攻。元中高一貫校英語科教員。