バンクーバーへ留学する前に知っておきたい10の真実
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北米で一番住みやすい街と言われているバンクーバー。世界中でみてもトップ5にランクインするこの街。私が実際に2年半住んでみて感じたバンクーバーの真実を今日はお伝えしたいと思います。(あくまでも個人的な意見ですので、あしからず…。)
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1. “Hongcouver” と呼ばれる街
Hongcouver?何それ?と思われた方も多いと思います。これはHong KongとVancouverの造語です。バンクーバーオリンピック以降、アジア系移民の増加が顕著で、バンクーバーの街が段々香港のようになってきているという皮肉からこういった風に呼ばれるようになったようです。実際、リッチモンドというエリアでは中国語の看板が多くあり、まるで中国に来たような気分になります。
2. アジアの次にアジア人が多い場所
私が初めてバンクーバーに着いた時、「あれ?ここはカナダ?」と思いました。私が思い描いていたカナダは、四方八方で英語が飛び交っている街でした。しかし、先にも書いたようにここはバンクーバー。日本人留学生や他の国からの移民も多い、まさに人種のるつぼなのです。バンクーバーはアジアの次にアジア人が多い場所と言われています。
3. 外国人に優しい
バンクーバーは元から外国人が多かったためか、あまり人種差別をしない街だと思います。さらに地元の人は困っている人がいると、声をかけて助けてくれたりもします。そして、つたない英語で話しても我慢強く聞いてくれるのですごく助かりました。
4. 冬は雨ばっかり
夏はほぼ毎日天気も良く、日本の夏とは違った爽やかなものです。しかし、バンクーバーはRaincouverとも呼ばれ、毎年10月頃からは雨の日が続き、夏の表情とは一変して暗くどんよりとした憂鬱な街になってしまいます。留学生も地元の人たちも口を揃えて、つまらない、また雨かと肩を落としてしまうのです。しかしそんな冬の日々でも、何かしらイベントがあったりするので、こちらの記事も参考にしてみてください。
『雨が多いバンクーバーで楽しむオススメの過ごし方5選』5. カナダ人との出会いがない
これは日本人留学生達がよく言っていることで、いわゆる白人のカナダ人との出会いがないと思っています。留学生は留学生同士、ESLの仲間とダウンタウンで遊んでいて気がつけば帰国。結局カナダ人のお友達はできずに帰ってしまうパターンが多いからです。もちろん、バンクーバーにも留学生や観光客以外が住んでいます、要はどこで、誰と行動するか、ということなのです。その結果、あなたの留学生活の中身が変わってくる事でしょう。
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6. 異性との出逢いがない
こちらは地元の人たちがよく言っています。出逢いが少ないと言われている理由として、地元の人たちはそれぞれのグループやコミュニティでつるむ傾向にあり、あまり自ら外に出て行く事が少ないからだそうです。異性に会うためには、スポーツをしたり、習い事をしたりして新しいコミュニティに入って行く事が必要なようです。
7. お店の品数が少ない
留学前に思っていたのは、カナダもアメリカも陸続きで言葉も同じだし、手に入る物などはほぼ同じだろう!と思っていました。しかし、国が違えば、法律も違う。日本で買えていた外国の化粧品などは、アメリカでは買えてもカナダでは買えないものもあることに気づきました。もちろんアメリカの会社に注文をすればカナダへの発送も承ってもらえますが、国境を超える事で一気に発送料も高くなります。バンクーバーの街は小さく便利なのですが、日本の大都市で過ごしてきた私には少し物足りなく感じました。
8. 消費税が高い
バンクーバーのあるBC州にはGSTとPSTの2種類の消費税があります。
GSTは連邦消費税で5%、PSTは州税で基本的には7%です。なので、何か買い物をした時には、2つの合計である12%の税金を払う事になります。なお、その他アルコール税は10%だったりと、物によって細かく決められています。
9. お酒は深夜2時まで
この辺りも日本の居酒屋の朝まで!年中無休で営業!といったスタイルに慣れてしまったからなのでしょう。バンクーバーのナイトライフは少し物足りなく感じます。それもお酒を提供するお店(レストラン・クラブ等)はBC州の法律によって、閉店時間が決められているのです。日曜から木曜までは深夜1時まで、金・土曜日は深夜2時までの営業となっています。そのため、日本のように居酒屋で朝まで、といった遊び方はできません。24時間営業しているのは、チェーンのコーヒーショップやファーストフード店のみのようです。2時以降は帰宅するしかないという面では、ある意味健全かもしれませんね。
10. 本物のお寿司屋さんは少ない
先ほどからお伝えしているように、バンクーバーは日本人を含めたアジア人が多いので、日本食レストランもいっぱいあります。その中でも人気なのがお寿司ですが、バンクーバーにいる外国人は「カリフォルニアロール」などをお寿司と認知しているのです。もちろん握りや細巻きなどもありますが、日本のレベルに近い握りを食べられるお店は、数軒程度です。Sushiと書いてあるお店のメインは、◯◯ロールといったいわゆる生魚が苦手な外国人向けのお寿司です。私は日本でこういったお寿司はあまり見た事なかったのですが、海外ならではの斬新なネーミングやアイデアがおもしろく、たまに食べると楽しいです。
まとめ
バンクーバーに留学したい!と思っている方にとっては、意外だった情報もあったかもしれません。バンクーバーへ訪れる際は是非この記事を見て頂ければと思います。
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この記事を書いた人
学生時代にイギリス。東京で5年間、マーケティングの仕事をした後、バンクーバーへキャリアアップのため留学。帰国するつもりが留学中に出会ったカナダ人男性と結婚し、現在もバンクーバーで生活中。