短期留学でも語学力を伸ばすことは可能なのか?これから短期留学を考えている方にとっては気になるポイントだと思います。今回は、実際にフランスで短期留学を経験し、フランス語能力を急成長させた、武蔵大学2年生の小菅さんにインタビューをし、どんな留学生活を送ったのかを教えてもらいました。

スポンサーリンク

1. 小菅さん

   小菅 映（こすげ ひかり）さん / 武蔵大学2年生
   
   大学入学後、憧れの海外行きを叶えるために、フランスのトゥーレーヌ語学学院で約1ヶ月間の短期留学。将来はジャーナリズムを学ぶため、アメリカの大学院留学を検討している。

1. 菅野 翔（すがの しょう） / 東洋大学4年生
   THE RYUGAKU インターン生
   この記事ではインタビューワーを務めさせて頂きます。

   菅野

留学を決めたきっかけは？

菅野：留学はどういうきっかけで決めたんですか?

小菅さん（以下、小菅）：中学・高校のころから漠然と海外に対して憧れがあり、大学へ進学したら絶対に留学しようと決めていました。もちろん、旅行で色々な場所に行きたいとも思っていましたが、ただの観光ではなく一定期間現地の人と同じ生活がしてみたいという気持ちもありました。

菅野：長期の留学を考えていたんですね!

小菅：そうですね。ゆくゆくは1年ほど留学するつもりだったので、その予行演習もかねて、１カ月の短期留学に決めました。また、大学１年次にみっちりフランス語を勉強していたので、学んだことを現地で試してみたいと思い、行先はフランスにしました。

フランス語の授業や現地での会話は難しい？

菅野：勉強したとしても、現地でいざフランス語を使うとなると難しいと思うのですが…実際はどうでしたか？

小菅：私は特にリスニングが苦手で、会話もほとんどできなかったので、最初は本当に苦労しました。しかもホストファミリーが英語が全くできない人だったので、最初はコミュニケーションが全然とれなくて、ずっとメモ帳を見ながら会話していました。その分かなり勉強にはなりましたが…。

菅野：学校の授業も大変だったんじゃないですか？

小菅：授業もはじめは先生やクラスメイトの言ってる事が分からないし、質問されても答えられなくて、かなりもどかしい思いをしましたね。フランス語は日本人からすると発音が結構難しいので、正しく言ってるつもりでも聞き取ってもらえないことが多々ありました。だんだん慣れてはいきましたけど。

スポンサーリンク

自分から動き回ることでその国の文化に触れる

菅野：かなり言葉の面では苦労されたんですね!そんな苦労の留学生活の中でも、やっておいて良かったことはありますか?

小菅：とにかく外に出たことですね。私の通った語学学校は土日休みに加え水曜と金曜は午前授業だったので、自由な時間が思った以上にたくさんありました。そのため、留学してすぐ行きたい場所をリストアップし、1カ月でうまく回れるように計画を立てました。特に留学先のToursの周りに点在しているお城にはほとんど行きました。語学だけでなく、その土地の文化を直に学べることも留学の醍醐味だと思うので、色々な場所に行って、さらに授業の実践もかねて知らない人に話しかけたりしていました。

これから留学すること人に一言

菅野：意欲的に動くことで自分で経験を増やしていったんですね!では最後に、これから留学する人に向けて一言お願いします！

小菅：なんのために留学するのか、ここで何をして何を得て帰国したいのかを明確にすることが大切だと思います。特に大学のプログラムで行く短期留学だと準備や手続きも簡単で、半分旅行気分で行く人もいると思います。ただ、中途半端な気持ちで行ってしまうと得られるものが少なくなってしまうので大変勿体ないです。日本人はどうしても固まりやすいですし、ふと気が付くとただの団体旅行になっていた、なんてこともあります。留学は、目的意識を持って積極的に動けば、とても良い経験になると思います。頑張ってください!

インタビューを終えて

今回の小菅さんの留学の決め手は海外の憧れからでした。小菅さんのように、短期の留学をフルに活用して行動に移す人は中々いないと思います。思い切って行動できるのも留学の一つの魅力だと思います。この記事が、これから留学を考えている人の第一歩になることを願っています。