SATの数学で高得点を取るには?アメリカ留学に必須のSAT攻略法<2016年版>
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2016年3月からSATが新しくなりました。数学の部分がどう変わったか見てみましょう。そして、それに応じてどう対策するのかを考えましょう。
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SATの数学問題は簡単?
前回、「SATのエッセイで高得点を取るには?アメリカ留学に必須のSAT攻略法<2016年版>」という記事を公開した際、大きな反響がありましたので、それに引き続き、数学の部分についてもご紹介します。
はっきり言ってSATの数学問題サービス問題です!数学の部分は満点を取るべきところだと思います。また、アメリカ人はアジア人ほど数学が得意ではないというイメージはなんとなくありますが、SATの数学はあまりにも簡単なので、アメリカ人の学生でも結構みんな満点を出していると聞いております。
新SAT数学の変更点
SATの数学の変更点は以下の3つです。
1.セクションの数と時間の変更
従来のSATにはMathのセクションが3つありまして、それぞれ20分〜25分程度ですが、新SATのMathのセクションは2つしかなく、そのうちの1つが55分でもう1つが25分となっております。
2.計算機の使用に制限が追加
従来のSATは、どのセクションでも計算機の使用が許されていたことに対し、新SATは55分のセクションのみ計算機の使用が許されます。25分のセクションは計算機を使ってはいけません。
しかし、筆者は高校生の時にSATを受けましたが、ほぼ計算機を触っていませんでした。それぐらい簡単な問題になっていたということです。
3.テスト範囲の変更
従来のSATと比べて、幾何学と比較的に簡単な代数学の問題が減りました。それに対して、新しく範囲になった分野があります。それらは指数関数、条件付き確率、円の方程式、三角関数、虚数問題です。
また、比較的に難しい代数問題と数学的にモデル化する問題の占める比率が上がりました。数学的にモデル化するというのは、文章を読み取り、それを数式に変える問題のことです。
一気に難しくなったような気もしますが、全然そんなことありません。筆者は試しに新SATの数学の練習問題を解いてみました。55分のセクションを20分で、25分のセクションを10分で解きました。全体的なイメージとして、難易度が、ただ従来の中学校三年のレベルから高校一年のレベルまで上がっただけです。
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新SAT数学の対策
対策としては、以下の4つの点を挙げます。
1.テスト範囲の確認
まずはテスト範囲に含まれている分野を確認し、学校で習っているかどうかを確認しましょう。本当は本を買うことをお勧めしますが、もしそれが難しいようであれば、KhanAcademyのサイトをお勧めします。
このサイトでまとめられてあるトピックを一個ずつ見ていきましょう。恐らく全部高校で習っていると思いますが、もし習っていない分野がありましたら、まず日本語の教材でそれらを自分で勉強したほうがいいと思います。あやふやのまま練習問題をたくさん解くのは逆効果だと思います。
2.真剣に模擬試験を受けてみる
まずは特に勉強をせずに、一回模擬試験を受けてみましょう。しっかりと決められた時間内で55分のセクションと25分のセクションを一人で解いて、採点して見ましょう。それをすることによって、自分は現時点どの段階にいるのかが分かります。また、自分はどれぐらい経ったら集中力が途切れてしまうのかも分かります。正直、SATは集中力の戦いでもあります。
模擬試験の問題はThe College Boardのウェブサイトで確認できます。
3.間違った問題をまとめる
一回模擬試験を受けたら、今度はたくさん練習問題を解いていくしかありません。それ以上の近道はないと思います。しかし、ただ問題をたくさん解いていても点数は伸びません。
ここで筆者がお勧めするやり方は、間違った問題、あるいはたまたま合っていたが難しかった問題などを一冊のノートにまとめることです。そして、新しいセクションを解くたびにこのノートに載せてある問題をチェックします。そうすれば、同じ間違いを繰り返すことは減ると思います。
4.時間をかけすぎない
SATの数学問題にはあまり時間をかけないことをお勧めします。先ほども書きましたが、SATは集中力の戦いでもありますので、最初から一問一問に時間をしっかりかけて解くと、最後の辺りで頭がボーっとしてしまいます。むしろ、数学のセクションは休む時間であって、集中力を取り戻す時間だと筆者は考えます。
55分のセクションを長くても45分以内には解けるようにしましょう。そして残りの10分で軽くリラックスし、本当に集中力がかかるReadingとWriting問題に挑みましょう。
まとめ
かなり主観的な目線で新SATの数学の部分を分析しましたが、少しでも力になれたらうれしいです。今度はSATのReadingについて書きたいと思います。
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この記事を書いた人
日本生まれ、中国育ちの帰国子女です。高校の時に帰国して、今はアメリカのニューヨーク州にあるロチェスター大学というところに留学しています。音楽とお笑いが大好きなガキです。生意気かもしれませんが、いろいろ書かせていただきます。